8:35
いつもなら、8時30分過ぎると門が閉まるから
先生も校舎に入っているはず
なのに ……
あの熱血教師が目の前にいた
軍の指揮官なのかっていうくらい怖くて
変に畏まってしまった
そして、SHRが始まるまであと2分
このままじゃ絶対に間に合わない …
ということで、グクにおんぶしてもらって
教室まで向かった
少し、癪に障るけど
なんとか、遅刻せずに教室に辿り着いた
教室に入ると皆がこちらに注目する
グクがいじめられそうになった時助けたじゃん !(27話)
あれは、私の"優しさ"でしょ? ←
クラスメイトはまたいつもの始まったよと
呆れた様子だった
それを見兼ねた先生が私達を止めてくれた
私の苛々は頂点に達していた
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!