ダンス合宿当日
初日は、フリータイムで過ごす
嘘だ。俺は泳げない
そして、三人はプールの方へ向かった
・
少しは盛り上がって楽しめたけど
三人で遊んでもエンジョイできない
やっぱり、四人一緒じゃなきゃ
何の意味も無いことにジミンは感じていた
そして、三人でテヒョンのいる場所に戻る
適当に言葉を並べて言い訳しても三人には響かない
だけど、言えない。泳げないなんて
バカにされるに決まってる
マジか、最悪 …
きっとこれから先、泳げないキャラにされて
一生弄られるんだ
そう思っていたのも束の間
俺は良い人達に恵まれたのか?
ポロッと出た言葉だったけど
この三人は他のみんなと違う反応だった
小学生の頃は俺のことが気に食わない奴がいて
そいつは、俺の弱点が泳げないことだと知ると、
みんなの前で晒し者にして弄ってたから
それがトラウマで話せなかったのに
やっぱり、サナはプールで遊びたいんだな
そして、集合時間になるまでプールを満喫した
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!