第6話

5日目
575
2019/04/11 12:24
5日目の君はどこか元気がなさげだった。
俺は、明日は土曜日だから1日中あなたとおれる
と考えたらいつもより少し、テンションが高くなっていた。
だから、気のせいやと思った。



恭平「なぁ、あなた〜!俺の友達の長尾と道枝がなぁ…」
あなた『、うん…」
恭平「どしたん?元気ないやん。」
あなた『うんん。元気だよっ!』




"ふわり"といつものように君が笑うから




なんでもないんだって
思ってしまった。




いつも通りを演じた君に
騙されてしまった。




時間はいつも残酷で
俺と君とを簡単に引き裂いてしまう。




恭平「ほな、俺、行くな?」
あなた『、うん。』
恭平「そんな寂しそうな顔すんなって。
また明日来たるから、な?」
そう言ったら君は一瞬余計に苦しそうに顔をゆがめて
あなた『じゃあねっ!』
苦しそうな顔を隠すように明るく笑った。

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