第10話
🐀
?「おい」
『え?』
?「おい 、 こっち来いよ」
バッシャーン
水とバケツが落ちる音と共に
私の体は一瞬でびっしょりになった
『へ?』
私は状況が理解出来ずにその場に立ちつくした
『なんで...?』
女「もう、ゆうとくんに近づくな_」
女「私のっ、私の ゆうとくん を取らないでよ!」
『ゆうとは、ゆうと は〝誰のもの〟とか無いですよね。』
女「お前が気に食わないんだよ。私の ゆうとくん の告白断って、何様なの!?」
『ㅎㅎ、ゆうと、最近変な女に付きまとわれてる って言ってましたよ』
女「変な女?」
『多分あなたのことですよねㅋㅋ』
女「ふざけるな!
死ね!」
『痛いっ』
私の腕からは出血していて、かかっている水と一緒にダラダラ流れてくる。
女「次、ゆうとくん と関わったらお前を殺す。」
その時から私は人間が苦手になった
" 対人恐怖症 "
『もう、誰とも関わりたくない』
学校でも静かになり
私が人を避けるようになって
私の周りからも人がいなくなった