…
床は思っていたよりも柔らかくて、
これならロンジュンの腰が痛くなることもないかな、
なんて。
🦊「どんひょが…ほんとにするの、?」
☀️「うん、…脱出しなくちゃ、だめだから。」
🦊「でも…怖い、んだけど…」
☀️「じゃあ、手でも繋いでおく?」
俺はほぼ冗談のつもりでそう言ったのに、
ロンジュンはこくこくと頷いている。
俺は所謂恋人繋ぎをした。
指と指を絡ませて、少し擦らせて。
指を絡ませているだけなのに、
恥ずかしそうにしているロンジュン。
そんな彼をさらに俺はいじめたくなっちゃう。
☀️「、ロンジュナ。今からほぐすよ、」
🦊「えっ……、できる、かな。」
ロンジュンは明らかに戸惑っている。
そんなロンジュンに目もくれず、
俺は服を1枚1枚脱がしていく。
ついに全ての服を脱いだ、裸体のロンジュンは
今までも着替えの時なんかに見ていたはずなのに
状況が状況なだけあって、
ものすごく卑猥に見えてしまう。
…いや、本当に卑猥だ。
華奢な腰や、雪のように白い肌、
ミッションなんか無かったとしても
こんな状況に置かれたら きっと俺は
ロンジュンを襲ってしまうんだろうな。
☀️「指挿れるよ?」
🦊「…出来るだけ早く済まして、よ。」
☀️「うん、がんばる。」
後孔に指をゆっくり挿れる。
ロンジュンは一瞬、苦しそうな表情をしたが、
すぐに俺を安心させるようためか 笑顔を見せて、
🦊「ん…いけそう、もうちょいほぐして…」
と呟いた。
俺はできるだけ優しく、痛くないように
着実に後孔をほぐしていく。
初めは苦しそうな声を出していたロンジュンも、
次第に甘い声に変わっていった。
こんなロンジュン、初めて見たかも。
☀️「ロンジュナ、挿れても大丈夫?」
🦊「…ん、多分。」
☀️「痛かったらごめんな?」
既に反り勃っている俺のモノをロンジュンのナカに
ゆっくりと、優しく挿れ込む。
🦊「ぃ…た、……」
☀️「大丈夫、?」
🦊「っ、、…ぅ、…ん、いける、」
返事を聞いて、俺はロンジュンの腰を掴み、
ゆっくりと肌と肌をぶつかり合わせる。
真っ白な、何も無い部屋に
2人の吐息と小さな喘ぎ声、
そして、肌が重なり合う音だけが
響き渡っている。
🦊「…、んぁ…ぁ…っ、ど、んひょ…が…っ、、」
☀️「なに、っ…ろんじゅん、っ…」
🦊「ぁ、あん…っ、、…こん、なの…っ、はじめてっ…、ふ、ぁ…、どうしたら、っぁ、…、いい、か…っ、、わか、んな…」
なにそれ、気持ちよくて
どうしたらいいか分かんないってこと?
可愛すぎるでしょ、
☀️「ろんじゅなっ、もいっかい…手、…繋ぐ、?」
🦊「ん、っ、…つなぐ、ぅあ…、…」
自身の腰を動かしながら、
またロンジュンの手を握る。
腰を掴まなくなったから少し動きづらいが、
繋いだ手から、友情とも愛情とも
なんとも言えないような気持ちが
溢れ出てくるようで、自然と頬が緩む。
🦊「ぁ、…なんか、っ…ん、、どんひょく、と…っ……1つになった、みたい…っ」
☀️「…まじ、煽ってんの、?っ…」
🦊「へ、?ぁ、ああぅ、ぁっ…!おく、っ…つかない、でっ…ぇ、あ…っ…!」
☀️「突いてほしい、のっ、間違いじゃなくてっ…?」
無意識なんだろうけど、性行為をしている最中に
そんな煽るような事を言われた
こっちの身にもなって欲しいもんだ。
俺はロンジュンの奥まで届くように
1回1回、強く腰を打ち付ける。
その度に、ロンジュンは高く、綺麗な声で喘いでいる。
🦊「むり、ぃっ…どんひょ、くっ…いく、っ……いっちゃう、ぅあ…」
☀️「っ、ろんじゅな、…ぁ、…っ!」
🦊「ぁあ、…だめ、っ…んぁ、っ、…ぁああっ、!!」
俺たちは、お互いの手を握りあったまま
身体を震わせて達した。
普段使わない筋肉を使ったからか、
達したあとは 意識がぼんやりとしてきた。
遠くで、ミッション成功、
というスピーカーの音が聞こえる気がする……
……………
目を覚ますと、今度こそ DREAMの宿舎に俺たちはいた。
☀️「夢、?」
さっきのは夢だったのか?
よく分からないや。
それにしてもなんだか暑い。
ふ、と隣を見ると ロンジュンが寝ている。
そして俺は気がついた。
まだ、手は繋いだままだということに。
☀️「…や、起きろ!ロンジュン!」
にやけが抑えきれないまま、
俺はまた、手を繋ぎ直した。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!