第11話

 Johnny × Ten 3 
14,670
2021/05/05 10:39
......









テンが借りているマンションの部屋の前に、

やっと到着した。


インターホンを鳴らすが、出てくるまでの時間でさえ

勿体ないと思ってしまう。





🐱「はい、…って、じゃにひょん……」





俺の姿に目を丸くしたテンは、慌てた様子だ。

そして、何故かドアを閉めようとしたから

俺も慌てて足でドアを固定する。





🐟「テン、入っていいかな、」





そう聞くと、テンは、少し悩んだあと

こくり、と頷いた。



部屋に上がって、2人で正座して向き合う。





🐱「あの…ヒョン、急にどうしたんですか…」

🐟「ドヨンくんに、聞いた。」




俺は、テンを引き寄せて、ぎゅっ、と抱きしめる。

この小さい身体で、どれだけのことを背負ったか。




🐟「気づいてやれなくて、ごめん。
   それに俺、テンの気持ちから、逃げてた。」

🐱「っ、…ひょ、ん…っ」




テンは肩を震わせて、透明な涙をぽろ、と流している。


俺は涙を拭ってあげる。

それくらいしか出来ることがないから。





🐟「…こんな時に言ったら、テンが悲しんでる時につけ込むみたいで、嫌だけど…」

🐟「俺、テンのことが好きみたい。
   俺と、付き合ってくれない?」

🐱「ひょん、…ぼくもっ、ほんとは…っ好きです…
   まだ、ひょんのこと、…すきなんです、っ…」

🐟「そっか、その言葉、聞けてよかった。」





こんな俺を嫌わずに、好いてくれるテンが

とても愛おしく感じる。


まだ泣いているテンの背中を撫でると、

テンは少し赤くなった顔で





🐱「っ、ひょん……おねがい、…ぼくのこと、抱いて、ください……」





と、言って、俺の唇に、ちゅっ、と口付けた。

…そんな潤んだ瞳で見つめられたら、

断ろうにも断れないじゃないか。





🐟「ほんとに、いいの?」

🐱「じゃにひょんで、上書きしたいの。」

🐟「そっか、じゃあ…抱いてあげる、」





.........











🐱「ひょん…も、ほぐすの、やめて…挿れて……」

🐟「もういい?ほんとに?」





テンが襲われた、という事実があるから俺としては

できるだけ優しくしたいのが本音。


でも、テンがいいというなら、…挿れるか。


ずず、とテンのナカに挿し込む。





🐱「んっ、ぁあっ……ひょん、の…おっきぃ…」

🐟「…やばいな、テン…えろいわ、、」

🐱「んふっ…ひょ、ん…うごいて、、?」






ゆっくりと、腰を動かす。

その度に、テンは嬉しそうな声を出すから

俺も止められない。





🐱「んっ、ぁあっ…ぁあ、…ひょ、んっ……ぅあ、」

🐟「っ、テン…かわいいねっ……」

🐱「ぁ、ぁんっ…ひょ、んはぁ、っぁ、かっ、こい…ぃ、……!」

🐟「テン、っ、好きだよ…待たせて、っ…ごめん。」





俺がそう言うと、テンはナカをきゅっ、と締めた。

愛おしくて仕方なくて、テンの髪を

くしゃ、と握る。

それすらも、テンは嬉しそうにしている。





🐱「っ、ひょん、…あの、っぁ、…か、んで…い、ぃ……?」

🐟「かむ、?…あぁ、いいよ、…っ」





かむとはなんだ、と思ったが、

こんなみだらな行為をしている時に

かむ

なんて、一つしかないだろう。


テンは寝転んでいた身体を起き上がらせ、

俺の首に腕を回している。


目を伏せて、熱い息を吐いているその姿は、

この世のものとは思えないくらい、とても魅力的だ。





🐟「っ、た……」





いつの間にかテンが俺の肩から首あたりを

甘噛みしている。

そして、背中をカリカリ、と引っ掻いている。


多少痛いものの、それもテンの愛情表現だと思うと

自然と笑顔になってしまう。





🐱「っ、んん、……このたい、せぃ…奥、までぇっ……んぁあっ…」

🐟「てん…っ、かわい、…」

🐱「やっ、…じゃ、に…ひょんっ…ふぁ、…ぁあ、ごり、ごりっ……くる、ぅ……」

🐟「っ…てん、ねこみたい、だね…」

🐱「っぁあん、や…、、わか、んなぃ……ょ、ぉ、」

🐟「ほんと、っ…おれだけの、テン…」

🐱「ぁ、ひょんっ……いく、っ…いっちゃう…
   ぁあっ、んぁっ…ぁぁあっ、!!」

🐟「っ、〜〜!!」





テンのナカがきゅっ、と締まると同時に、

テンは白濁液を自身の腹にぶちまけた。





肩で息をしているテンをベッドに寝かせる。



最初から疲れさせちゃったかな。



ベッドサイドに腰掛けていると、テンが笑顔で





🐱「…ふふっ、僕だけのジャニヒョン。」





と呟いた。

俺はテンの頭を撫でて、




🐟「うん、もう俺はテンのものだね。」




と言う。

その言葉を聞いたテンは、

また、猫みたいに笑った。









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