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🌱 jaehyunside
🌱 ten…🐱
🌱 Jaehyun…🍑
🌱 r18
🌱 Skさんリクエスト
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🐱「じゃあヒョンシャワー浴びてくるからね。」
🍑「はい、」
🐱「寝たかったら寝といていいよ、電気も消しといて大丈夫だからね!」
🍑「分かりました、」
所属グループも宿舎も違う俺とテンヒョンが
何故こんな話をしているか。
それは 企画のお陰だ。
英語圏のメンバー、もしくは英語が話せるメンバーが
旅行に行く、という企画。
勿論俺たち以外にも沢山メンバーはいる。
だけど、ホテルの部屋決めで 俺とテンヒョンは
同じ部屋で過ごすことになったのだ。
密かにだけど テンヒョンに恋心を抱いてきた俺にとって
ホテルの部屋が一緒だなんて、嬉しくないわけがない。
🍑「…眠れない。」
もし告白されたら、
もしキスしたら、
もしその先の行為まで進んだら、
なんて、有り得ない未来の妄想ばかりしてしまう。
そんな事を考えてしまったのが悪かったのか、
いやらしい妄想が頭の大半を占めてしまう。
🍑「っ、………ぅ、…っ……ぁ、、、ふ、…」
いつヒョンがシャワーを終えるか分からないのに、
駄目だ、今すぐ止まらないと、
そう頭は思っていても、身体は本能に忠実に動く。
自分の手をヒョンの手だと思い、
ヒョンに触られている
と思えば 指は留まることを知らずに、
自身のイイところを刺激し続ける。
段々と快楽の波は襲ってきて。
🍑「ん…ぁ、、…っ、…ぅう、、、ぁ、あ…っ、ヒョン…っ、、、!!」
行為を始めて 10分程度で達してしまった。
まだ熱い身体を冷ますように、荒い息を整える。
そして、冷静になってきた辺りで
何してるんだ、いつヒョンが
戻ってくるかも分からないのに!
と、急激に羞恥心が襲ってきた。
身体も、頭も 冷ますために、水を飲もうと立ち上がる。
ペットボトルはどこに置いたかな、
そう思い部屋をぐるっと見回すと、
🍑「っわ、!!」
妖艶な笑みを浮かべたテンヒョンが、
壁にもたれかかっていた。
もしかして、見られてた…?
🍑「…、ひょん、」
🐱「んふ、ジェヒョナはエッチだね。」
見られていたんだ、
そう思うと、一瞬で頬に熱が集まる。
🍑「ちがくて…その、、、」
🐱「ジェヒョナ、」
🍑「…はい。」
軽蔑されたら立ち直れない。
見られてしまっているから言い訳もできない。
この時の俺は、軽くパニック状態に陥っていただろう。
だけど、テンヒョンは
俺が全く予想もしていなかったことを言った。
🐱「最後さ、ヒョンって言ったけど、あれって誰を想ってたの?」
🍑「え、、?」
🐱「だから、」
ヒョンは立ち上がっていた俺の腕を掴み
ベッドに沈ませる。
🐱「テン以外の男の事考えながら、シてたのか、って聞いてんの。」
薄暗いオレンジ色の光だけを頼りにヒョンの顔を見ると
普段のふにゃ、とした笑顔とは違う、
真剣な 男の顔をしていた。
🍑「っ…」
真剣な顔で見つめられると、心臓がドクドク痛くなる。
誤魔化すように 顔を横に逸らす。
だけど、テンヒョンは俺の顎を支えて
何処か別のところを見れないように顔を固定させる。
🐱「ジェヒョナ、ヒョンのことが見えないの?」
🍑「みえて、ます…」
🐱「今どういう状況か分かってるよね。ふふ、」
🍑「えっと……」
🐱「大人しくヒョンの言う事聞きな。」
ヒョンは、優しさなんて
微塵も感じられないようなキスを落とした。
お互いの舌が絡み合い、
ヒョンの熱が、直接伝わってくる。
溢れ出る吐息、いやらしく垂れるお互いの唾液
頭がクラクラしてしまう。
🐱「キスだけでとろとろ…ジェヒョナは淫乱なんだね。」
🍑「ちが、います…、、」
🐱「違うの? “襲ってください” って言ってるような表情してるけど。」
🍑「そんな表情…してないです……」
今日のヒョンはいつもより、意地悪だ。
そんなヒョンにつられて 俺もつい
可愛げのないような事ばかり言ってしまう。
🐱「まぁいいや、違うんだったらもう寝よ。おやすみ。」
🍑「え……?」
🐱「何驚いてんの。そんな表情してないんでしょ?……あ、もしかして、抱かれたかったの?」
🍑「や………べつ、に、」
🐱「…ジェヒョナ。」
🍑「は、はい…」
🐱「こういう時は素直にお願いしなくちゃ。ほら、言えるでしょ?」
頭のどこがでこうなる事を期待していた、
まだ俺の上で見下してくるテンヒョンに目を合わせる。
🍑「……テンヒョン…、俺を、…抱いてください…」
また、テンヒョンはあの妖艶な笑みを浮かべる。
🐱「喜んで。 」
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。