第42話

 Ten × Jaehyun 
13,039
2021/07/28 16:47
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 🌱 jaehyunside
 🌱 ten…🐱
 🌱 Jaehyun…🍑
 🌱 r18

 🌱 Skさんリクエスト

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🐱「じゃあヒョンシャワー浴びてくるからね。」

🍑「はい、」

🐱「寝たかったら寝といていいよ、電気も消しといて大丈夫だからね!」

🍑「分かりました、」








所属グループも宿舎も違う俺とテンヒョンが

何故こんな話をしているか。



それは 企画のお陰だ。

英語圏のメンバー、もしくは英語が話せるメンバーが

旅行に行く、という企画。



勿論俺たち以外にも沢山メンバーはいる。

だけど、ホテルの部屋決めで 俺とテンヒョンは

同じ部屋で過ごすことになったのだ。





密かにだけど テンヒョンに恋心を抱いてきた俺にとって

ホテルの部屋が一緒だなんて、嬉しくないわけがない。






🍑「…眠れない。」






もし告白されたら、

もしキスしたら、

もしその先の行為まで進んだら、




なんて、有り得ない未来の妄想ばかりしてしまう。



そんな事を考えてしまったのが悪かったのか、

いやらしい妄想が頭の大半を占めてしまう。









🍑「っ、………ぅ、…っ……ぁ、、、ふ、…」






いつヒョンがシャワーを終えるか分からないのに、

駄目だ、今すぐ止まらないと、




そう頭は思っていても、身体は本能に忠実に動く。




自分の手をヒョンの手だと思い、


ヒョンに触られている


と思えば 指はとどまることを知らずに、

自身のイイところを刺激し続ける。



段々と快楽の波は襲ってきて。







🍑「ん…ぁ、、…っ、…ぅう、、、ぁ、あ…っ、ヒョン…っ、、、!!」







行為を始めて 10分程度で達してしまった。



まだ熱い身体を冷ますように、荒い息を整える。



そして、冷静になってきた辺りで




何してるんだ、いつヒョンが
戻ってくるかも分からないのに!




と、急激に羞恥心が襲ってきた。



身体も、頭も 冷ますために、水を飲もうと立ち上がる。



ペットボトルはどこに置いたかな、



そう思い部屋をぐるっと見回すと、






🍑「っわ、!!」






妖艶な笑みを浮かべたテンヒョンが、

壁にもたれかかっていた。




もしかして、見られてた…?





🍑「…、ひょん、」

🐱「んふ、ジェヒョナはエッチだね。」





見られていたんだ、



そう思うと、一瞬で頬に熱が集まる。






🍑「ちがくて…その、、、」

🐱「ジェヒョナ、」

🍑「…はい。」





軽蔑されたら立ち直れない。

見られてしまっているから言い訳もできない。


この時の俺は、軽くパニック状態に陥っていただろう。




だけど、テンヒョンは

俺が全く予想もしていなかったことを言った。







🐱「最後さ、ヒョンって言ったけど、あれって誰を想ってたの?」

🍑「え、、?」

🐱「だから、」






ヒョンは立ち上がっていた俺の腕を掴み

ベッドに沈ませる。








🐱「テン以外の男の事考えながら、シてたのか、って聞いてんの。」






薄暗いオレンジ色の光だけを頼りにヒョンの顔を見ると

普段のふにゃ、とした笑顔とは違う、

真剣な 男の顔をしていた。






🍑「っ…」






真剣な顔で見つめられると、心臓がドクドク痛くなる。



誤魔化すように 顔を横に逸らす。



だけど、テンヒョンは俺の顎を支えて

何処か別のところを見れないように顔を固定させる。






🐱「ジェヒョナ、ヒョンのことが見えないの?」

🍑「みえて、ます…」

🐱「今どういう状況か分かってるよね。ふふ、」

🍑「えっと……」

🐱「大人しくヒョンの言う事聞きな。」






ヒョンは、優しさなんて

微塵も感じられないようなキスを落とした。


お互いの舌が絡み合い、

ヒョンの熱が、直接伝わってくる。



溢れ出る吐息、いやらしく垂れるお互いの唾液

頭がクラクラしてしまう。










🐱「キスだけでとろとろ…ジェヒョナは淫乱なんだね。」

🍑「ちが、います…、、」

🐱「違うの? “襲ってください” って言ってるような表情してるけど。」

🍑「そんな表情…してないです……」






今日のヒョンはいつもより、意地悪だ。

そんなヒョンにつられて 俺もつい

可愛げのないような事ばかり言ってしまう。






🐱「まぁいいや、違うんだったらもう寝よ。おやすみ。」

🍑「え……?」

🐱「何驚いてんの。そんな表情してないんでしょ?……あ、もしかして、抱かれたかったの?」

🍑「や………べつ、に、」



🐱「…ジェヒョナ。」

🍑「は、はい…」


🐱「こういう時は素直にお願いしなくちゃ。ほら、言えるでしょ?」






頭のどこがでこうなる事を期待していた、



まだ俺の上で見下してくるテンヒョンに目を合わせる。







🍑「……テンヒョン…、俺を、…抱いてください…」







また、テンヒョンはあの妖艶な笑みを浮かべる。









🐱「喜んで。 」







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