…
🐙「うわぁ、真っ赤やん…っ、つめたっ!」
🔥「…ゆたの手は、あったかいね、」
🐙「うん、よお言われるわ 」
ユウタは僕の手を、優しく握ってきた。
まただ。
そんな事されたら、勘違いしてしまう。
止まれなくなっちゃう。
🔥「ゆた、……」
🐙「ん、どうしたんや?」
優しい笑顔が、今は僕を苦しめる。
🔥「、ごめん……」
僕はそれだけ言って、
ユウタの唇に自分の唇を押し付けた。
🐙「んっ……っぁ、…、、」
🔥「っ……嫌なら、拒否、して………」
もう一度、ユウタにキスをする。
僕を突き放さないで、
そう思うが、もし拒否されなかったら
本当に止まれなくなる。
ただのメンバーではいられない。
だから、…ちゃんと、突き放して。
だけど、ユウタが発した言葉は正反対で。
🐙「っ…ぁ、……てよ、んやったら…いい、っ…」
🔥「………、なんで、っ…」
つい唇を離して、ユウタの顔を見る。
ユウタの表情は いつもの笑顔じゃなくて、
真剣な、表情。
そして、ふわりと笑みを浮かべる。
🔥「なんで…僕、……だめだよ、ゆた、、」
🐙「ううん、俺はテヨンがいい。」
🔥「っ、…ぅ、……ぼく、っ…嫉妬とか…して、醜い…、のにっ…」
堪えていたものが溢れ出す。
顔を手で隠して、必死に涙を我慢する。
それでも言葉は止まらない。
僕の本音が溢れ出す。
🔥「っ…僕は、ゆたにとって なんなんだろって…恋人みたいな…特別な存在じゃないのにっ、」
🔥「ただのメンバーなのに…嫉妬ばっかりしちゃって、…そんな自分が、嫌でっ、、」
ユウタは僕を抱きしめて、
大きな手で、優しく背中を撫でてくれる。
そして、ぽつりと呟いた。
🐙「…もう俺の中では、とっくに特別な存在やったんやけどな、」
🔥「えっ…?」
🐙「そら、マークとかも勿論 好き やけど、テヨンに対する 好き はちょっと違うで?」
🔥「それって……」
🐙「うん、俺 テヨンのことが好き。」
心臓がバクバクと音を立てて鳴る。
目線もどこに向けたらいいのか分からず、
あちこちさまよっている。
そんな様子の僕を見て、ユウタはまた笑った。
🔥「な、なんで笑うの…」
🐙「いや、挙動不審のテヨンがおもしろかったから 笑」
🔥「っ、もう!」
僕は脱衣所の鍵をカチャリ、と閉め
ユウタを壁際に押し寄せる。
🐙「…ここですんの?」
🔥「ゆたが僕のこと笑ったから、」
そんなのは口実。
ほんとはもっとユウタを感じたいだけ。
🐙「しゃあないなぁ、」
ユウタはそう言いながら僕の首に腕をまわし、
ちゅ、と音を立ててキスをした。
半分開いているユウタの口に舌を入れ込む。
🐙「ん、…んぁ、、、っ…ぁ、、」
唇と唇の隙間から、熱い吐息があふれる。
気がつけば、ユウタのズボンに手を入れていた。
🔥「…かたくなってる、」
🐙「や、…その、テヨンがキス…上手やったから…」
🔥「ほんと、かわい。」
🐙「っん、…んぁあ、…っ、、う、ぁ……てよ、んっ」
ユウタの固くなったのを直接撫でると、
ユウタは声を発するのを我慢して 必死に耐えている。
🔥「可愛すぎるよ、ゆた。我慢できない、もう挿れてもいい…?」
🐙「い、痛い……?」
🔥「ちょっと痛いかも…できるだけ優しくするよ、」
🐙「ありがと、…」
ユウタに力が入っていたから、
なんとかリラックスしてもらおうと、キスをする。
🐙「っ………てよ、ん…ぁあ、っ…ぁあ、っ」
ユウタの前を触りながら、後ろにも指を挿れる。
キツくて、指一本が精一杯なほど。
しばらくほぐして、
やっと指三本が入るくらいにはなった。
やっぱりユウタは苦しそうで、
でも気持ちよさそうな声を出すから
僕のも大きくなってきた。
🐙「も、テヨンおっきなってるやん、…挿れる、?」
🔥「…いいの、?」
🐙「ん、…いいよ、、きて、?」
🔥「挿れるよ、……」
壁に手をつかせて、ユウタをバックの体勢にする。
うわ……えろ、
ずず、とユウタの中に自分のを挿れる。
…キツくて、意識が持っていかれそうになる。
🐙「ぃ、た……てよん、の…っ、でか、ぃ、…」
🔥「っ動いて大丈夫…?」
🐙「、うん、」
ぬちゅ、という音が洗面所に響く。
鍵はかけたけど、メンバーが来ないか心配だな…
🔥「ゆた、声抑えなきゃ みんなに聞かれちゃうよ、」
🐙「っ…うん、我慢するわ、」
ユウタがそう言ったのを聞いて、
僕はゆっくりと腰を動かし始めた。
🐙「っ…ぁあ、……変なっ…かんじ、、」
🔥「はじめはね、多分そのうち気持ちよくなると思う…」
🐙「っ、ほんまに、?…、、」
🔥「ちょっとまってね……」
浅く出し挿れをして、
ユウタのナカの固くなっている部位を探す。
ここかな、という部分をこすると、
ユウタは今まで俯き気味だったのに
一気に腰を反らせた。
🐙「ぃ、あっ!…な、ん…いまの…っ、、…ぁあ、っ」
🔥「前立腺、だよ。…きもちいい?」
🐙「っ……へん、な、っぁ、……ぁあ、ん…ぁうっ…」
🔥「っ、すごい…締め付ける、っ…僕のゆた…」
ユウタはたまに足の力が かくっ、と抜けている。
僕はユウタの腰に手を回して
なんとか倒れないよう支える。
…でも、バックだと ユウタの
感じている顔が見れないじゃないか。
いや、この輪郭と長めの髪が垂れているだけでも
十分かっこよくて、いけない気分にしてくれるけど。
🔥「ゆた、…こっち、向ける?」
🐙「っんぇ、……っぁあ、てよ、んぁ…っ、、っ…このたいせ、い……きっ、つ…ぁあ、」
なんとか首をねじって
僕と目を合わすようにしているユウタの表情は
眉毛を下げて、うっすらと涙の膜が張っていた。
🔥「っ、ごめん!痛かった……?」
🐙「ちが、ちがうんっ……」
僕は慌てて動きを止めてユウタの頬を撫でる。
泣くくらい痛かったのか、不快だったのか。
オロオロしていると、
ユウタが少し恥ずかしそうに
🐙「…きもちいい、から…やめんといて、、」
と言った。
ユウタの頬と耳はほんのり赤くて、
腕で顔を隠している様子がとても愛おしかった。
🔥「ユウタ、大好き。」
僕はまた、さっきよりも少し強めに動き始めた。
ユウタは僕が身体を打ち付けるたびに
声が途切れ途切れになっている。
🐙「ゃ、…ぁあっ、ぁんっ……っ、ぁ、っふ、ぁ…」
🔥「ゆた、っ…あいしてるっ…」
🐙「んぁあっ…おれ、もっ……、ゃあ、っ……ぅんぁっ、……も……いき、そぅ…ど、したら……っいい、ん、?」
🔥「…っ、だいじょぶ、イって、いいよ。」
🐙「っ、む、り…ぁあ、ああんっ、」
ユウタは足をガクガクと揺らして達した。
僕もほぼ同時に、
締まったユウタにつられるようにナカに出した。
🔥「…シてる時のゆた、かわいすぎるよ。」
🐙「っ…テヨンはかっこよすぎ、ずるい。」
🔥「も、だいすき!」
🐙「俺の方が好きな自信あるんやけど?」
🔥「絶対ぼく!」
少し恥ずかしそうに、照れたような、その笑顔。
僕だけが見れる表情だと思っていいんだよね。
大好きだよ、
心の中でそう言いながら、僕も笑顔を浮かべた。
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。