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🌱 jenoside
🌱 jeno...「」
🌱 chenle...『』
🌱 r18
🌱 momさんリクエスト
半年以上前のリクエストです本当に申し訳ないです!!
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事の発端はつい4日前。
ドンヒョクが僕たちの宿舎に来た時に
haechan「じぇのやぁ、これあげる!」
と言って不気味な笑顔で紙袋を渡してきたのが始まり。
渡されたよくある茶色の紙袋は
思ってたよりも重くて とにかく戸惑いが隠せない。
haechan「中身見てよ!」
「えぇ、、ろくでもないもの入ってそう……」
haechan「喜ぶと思うけどなぁ?」
ニヤニヤしているドンヒョクの手には
渡してきたものと同じような紙袋がある。
白いふわふわのなにかが紙袋からはみ出ていて
余計今何を渡されたのかが分からなくなった。
まあ紙袋の中身を見たら済む話なんだけど。
ちらりと紙袋を開くと
黒いベルトのようなものと
これまた黒いふわふわの何かがある。
袋から出すと それは
「…猫耳?」
haechan「そ!あと首輪と手袋ね!」
「いや、なんでこれ僕に渡すの」
haechan「1+1でついてきたから」
なるほど、大体わかった。
多分ドンヒョクはロンジュンにこんな感じのを
してほしかったんだろうな。
それで余ったから僕にプレゼント、
とかそんな感じだろう。
haechan「ロンジュンに着てもらおうとしたんだけどさぁ、可愛いロンジュンに黒猫は似合わないから!」
「だからこれを僕にくれたの?」
haechan「そそ!そゆこと〜!」
haechan「みてみて、ロンジュンはねぇ、じゃんっ!白うさぎのコスプレしてもらうの!」
「…それロンジュン嫌がらないの?」
haechan「嫌がるけど僕に甘いから結局してくれるんだぁ」
haechan「まあチョンロに使ってみたら?黒猫のロロ可愛いかもよ」
「…考えとく。」
たしかに可愛いかもしれない。
けどチョンロは多分、嫌なら嫌って言うはず。
ロンジュンみたいに簡単には行かないかも。
でも、黒猫のコスプレをしたチョンロは
やっぱり見てみたいな。
そう思って一応ドンヒョクに感謝の意を伝えておいた。
そしてそのままサイドテーブルの下に置いて
存在を忘れかけてた今日。
シャワーを終え
髪をタオルでガシガシ乾かしながら
自分の部屋に入ると
見慣れたベッドの上に
かわいいかわいい僕の黒猫がいた。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!
転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。