第60話

 Johnny × Jisung 3 
12,520
2021/09/15 13:56
……













テヨンに

 ごめん、ちょっと抜ける

とだけメッセージを送る。








そしてチソンの細い腕を掴み、

数時間予定の入っていない適当な会議室に入る。







鍵をカチャリと閉めると、首に軽く腕が回る。

そして自身の唇に柔らかい唇が押し付けられる。




チソンだ。


チソンは舌を出し入れして、息継ぎの間に喘いでる。








『っ、んぅ、、ぁ……ひょん、、っ』








手入れされた薄紅色の唇は

どちらのものか分からない唾液でいやらしく濡れている








「チソン、壁に手つける?」







そう尋ねると こくりと控えめに頷き

壁に前腕を押し付け その手の甲に頭をもたれかける。




必要最低限の分だけ服を脱がせ、

後ろをほぐす。




だけどチソンはあそこをきゅうきゅう締めて

一向に柔らかくなる気配がない。







「チソン、力抜ける?」

『っ、ん…ぃ、、や、、ヒョンに…見られてるって思うと、、…むり、、』







チソンは顔を自分の手の甲に押し付けたまま、

少しだけ顔を左右に振っている。








「…はぁ、」

『ご、ごめんなさ…』

「ヒョンは優しくしようと思ってたのに…チソンがそんな可愛い事言ったら我慢できなくなる、」








立ち上がってチソンのうなじに軽くキスをし、

そしてゆっくりと下から上に向かって優しく舐める







『ひぁ、っ…!!や、ぁ…ひょ…んっ…』

「首、舐められて感じてるんだ?」

『っ、だめ、…です、、そこで…はなさないで、、』

「なんで?ヒョンの事が嫌いなの?」

『ち、が…ぁ、、っ、んんぁ…』







チソンの身体はびく、びく、と力が入ったり

急にふにゃりと力が抜けたりしている。






静かな会議室にはチソンの吐息の音が

やけにうるさく響いていて

それがさらに俺たちを昂らせる。






項や耳を舐めたり、甘噛みをしたりしながら

俺はチソンの服に手を滑り込ませ、

胸の突起を優しく撫でる。






『んっ…ぁあ、、ひょん…っ、、だめ、ですっ…』

「そのわりには嬉しそうな様子だけど、」

『ひょん…いじわるっ、、』

「はは、好きな子には意地悪したくなっちゃうみたい。」






チソンは頭を俺の方に向け、睨んでくる。

だけど息が上がって 頬も紅潮していて

おまけに眉が情けなく下がっている状態で睨まれても

更に興奮してしまうだけだ。








悪戯じみた事をしばらく続けていると、

チソンは限界が来たのか、







『も、挿れて…はやく、、ヒョンのが欲しい…です……』







と 消え入りそうな声でそう言った。






チソンの細い腰をぐ、と掴み ナカにそれを挿れる。








『ぁ、っ…あぁ、、っ…!!!』








久しぶりのチソンのナカは

熱くて 苦しいくらい締まっている。



チソンは自らゆるゆると動き、

その様子は一言で表すと物凄くいやらしい。








「っ、、ちそんあ…」

『ひょん…ひょん………っ、、ん、ぁ、…っ、あぅ、…』

「ちそ、んっ、…はぁ、、っ…」

『もっと、、きて…くださ、、っ…あぁっ…ひょん、』

「…だめだ、これ。」

『っえ、、?』








チソンは驚いたように ぱっと振り返る。

その顔はさっきとは違う意味で眉が下がっている。







『ひょん、何がダメなんですか、?ぼくが、ダメなんですか…?』







泣きそうな声でチソンはそう言う。



瞳にも涙がうっすらと浮かんでいる。








『ごめ、なさ……ぼく、変なこと…しましたか、?』






壁から片腕を話して、

その空いた手で俺の腕を弱々しく掴む。







もう少しいじめたくなる気持ちを抑えて、

チソンの頭を優しく撫でる。







「ダメなところなんてないよ。」

「…ただ、この体勢は チソンの感じてる可愛い顔が見れないから……」

『っわ、!』







チソンの長い足が俺の腰に来るよう片方の腕で支えて

もう片方の腕でチソンが倒れないように腰を抱く。








「これでチソンの顔、見れるね。
 …それに、さっきより近くなったし、」


『っ、…ひょんのばか、!』








俯くチソンの額にキスを落とし

ゆっくりと動き出す。




うん、後背位よりも対面立位のほうがいい。








『ぁ、あぁあ、っ…これ、だめ…むりっ、、!!』

「っなんで、?気持ちよくない?」

『ちが、、っ…はぁ、っ…ん、おく、…まで、、っ…とどいて、…っ、、あたま、まっしろ、、なっちゃ…ぅ、、』

「もっとなにも…考えられなくなるくらい、気持ちよくしてあげる…っ、、」








奥をえぐるように、

チソンがもっと快楽に溺れるように、




抱きしめて 首にキスをして 愛する彼の名を呼んで。











『ぁあ、、、だめっ…いっちゃ、う…っ、、!』

「っ、ちそんあ…、、!」

『じゃに、ひょん…っ、、ぁあ、っ、〜〜!!』










ナカが締まり、俺の背中に回っていた

腕の力もぎゅ、と込められる。











2人で抱きしめたまま しばらく動かなかった。




数十秒して、チソンは足の力が抜けたのか、

カク、と膝から崩れ落ちそうになる。


そんなチソンの腰を慌てて支える。








『へへ、ひょん…ちから、はいりません…』

「もう今日は帰ろうか。」







どうせ練習はもう無理だから

あとでみんなには謝るとして、


ふたりでゆっくりと後処理をする。












『…ひょん、好き。』

「急にどうしたの、」

『言いたくなっただけです…』






思わずふ、と笑みが零れる







「ありがとう、俺もチソンのこと、本当に好きだよ。」






チソンは目を愛らしく細めて

とびきりの笑顔でゆっくりと俺の腰に手を回して







『あいしてます』






そう言った。












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