第52話

 Jaemin × Chenle 2 
15,589
2021/08/12 15:54













これ以上反論するような事はやめ、

言われた通り大人しく服を脱ぐ。







ジェミニヒョンはそんな僕をじとっと見ている


普段はこんなに じっと裸体を見られないから

無駄な緊張をしてしまう。








🐬「じぇみに、ひょん…」








弱々しく名前を呼べば ジェミニヒョンは

満足そうに笑みを浮かべ、さらに距離を詰めてくる。








🐨「可愛い、ロロのこんな姿 誰も知らないんだよね。」








首筋、胸、腰、太腿、膝、

全身に少しずつ熱を纏わせるように
ゆっくりと触れられる







🐬「っ…ぁ、、ぅあ」







自然と息が荒くなる




そしてヒョンの少しふっくらした唇が
強く押し付けられた



何の準備もせずに訪れたキスは、

僕の身体を酸素不足にして、頭をくらくらさせる。








酸素を取り込もうと唇を少しだけ開くと、

ヒョンはすぐにその隙間から舌をねじ込む。


普段の優しいキスとは違う、荒々しくて 男らしいキス







所詮キス、

それなのに ぞくぞくと体の芯から

何かが込み上げてくるような感覚だ。


唇が異常に熱を持ち、心臓も驚くほど大きく動いている








そのまま押し倒されて両手首を頭の上で掴まれる。


そしてまた、激しいキスの嵐


キスだけでおかしくなりそうだ。











人間は何か欲に夢中になっていると、

その他のことには無関心になってしまう。






今の僕も、ヒョンから与えられる刺激に

性欲をくすぐられていて、

ヒョン以外全く見えていなかった。







だから カチャ という音と手首の冷たい感覚がするまで

ヒョンが何を企んでいたのか全く分からなかった。







🐬「えっ…ひょん……?」

🐨「可愛いロロ、もう逃げられないね。」







仰向けになったまま、首を反らせて頭の上を

何とか確認すると そこには黄色のファーがついた

手錠らしきものがベッドサイドに付けられていたのだ。





驚いて、手首を動かしても、
カチャカチャという無機質な音が部屋に響くだけ。



身体の自由を奪われるのは、こんなに怖いことなのか








そう思うと また、涙がじんわり溢れてくる








🐨「ロロ、泣いちゃったの?その顔、すっごく唆る…ぐちゃぐちゃにしてやりたい…」







うっとりとした笑みを浮かべて、ちゅ、と口付けをする






そしてヒョンの綺麗な手は ゆっくりと僕の胸に向かう。








🐬「っ、…ぁ、、、ん、、」








胸の突起の周りをするすると撫でられたり

先端をツン、と押されたり

ハッキリとした刺激がないまま


ヒョンは初めて触る玩具で遊ぶように

楽しそうに僕をいじめている。








🐬「っん、……ぁ、、じぇみ、に…ひょん…っ」








段々と快楽が蓄積されて、

指が突起に軽く触れるだけでも

身体がぴくり、と跳ね、手錠のカチャ、

という音が響く。







じわじわと身体が侵食されているようで、

気持ちよくて、苦しくて、

そんな難しい感情が心の周りをぐるぐると取り巻く






諦めてこの終わりのない快楽に身を委ねていると急に

ヒョンは爪を立てて、ガリ、と胸の突起を引っ掻いた。








🐬「ひぃ、あっ…!!」








身体がビクビク震える

今までイキたくてもイケないもどかしさがあったから

余計に今の一撃は僕をまた、快楽に陥れる







🐨「胸で感じてる、いやらしいチョンロ、」

🐬「や、…言わない、でっ…」

🐨「みんなが知ったらどう思うかな。」

🐬「やめてっ…それだけ、は…っ、、」







いつもと全く違うヒョンでも、やっぱり愛していて

大好きなヒョンに触られているだけで

身体が疼いて、敏感になって、

我慢しようとしても声が溢れてしまう。







そんな僕を見透かしたようにジェミニヒョンは

いやらしく僕の後ろに指を挿れる。






前戯でここまで時間をかけられたのは初めてで

僕のものからは透明の液がたらたら溢れている。








🐨「ロロのうしろ、ひくついててヤラしいね。」

🐬「そ、んなこと、…っ、ふぁ…っ、、」

🐨「そんなこと…なに?」

🐬「ない、…っうぁ、あ……で、す……っ、、」







ヒョンは僕が話すタイミングに合わせて

前立腺を上手く刺激してくる







ヒョンの柔らかい指から前立腺に与えられる

激しい刺激に耐えられなくて、

全身がびくびく震える








手錠は相変わらずカチャカチャと音を鳴らしていて

その音は 拘束されている、

という事実を聴覚的に教えてくるから

余計絶頂に向けて僕の身体は昂る








🐬「んっ、…ぁ゙、いっちゃ、…ぅ!!」







身体を捩り 足先を丸めて ビクビクと激しく震える。


今まで溜めていた欲が 一気に吐き出される








🐨「いっぱい出たね、そんなに気持ちよかったの?」







まだ身体が火照って頭がぼうっとするから

ヒョンの問いに力なく頷く。










🐨「じゃあもっと気持ちよくしてあげる、」









その刹那、まだまだ敏感なナカにヒョンのものが

躊躇なくはいってきた。










🐬「っあ゙ぁ、!!っ、う、…ぅ…」








僕の悲鳴にも近い声なんか聞こえていないように

ヒョンは腰を激しく動かし始めた







指1本分しか解していないのに、

いきなり挿れられて、そして性欲処理をするように

激しくそれを出し挿れされている。









🐬「ぁ゙ぁあっ、!!いた、い……っ、ひょ、ん…!」

🐨「っ、ろろ……っ、、あいしてるよっ…」

🐬「っ、はぁ、ぁあんっ、…っう、…はっ、、ぁ」

🐨「僕だけの、っ…チョンロ…っ、、」









腰を引っ張られ、奥までガンガン突いてくる






奥にヒョンのがとどくたびに、意識がふ、と

飛びそうになる。

だけど 手錠が腕に引っかかり

鈍い痛みが快楽と同時に襲ってくる。










🐬「い゙った…ぁ、っんん、ぁ…ひょ、ん…っ!」

🐨「っは、…ぁ、……っ、、」

🐬「ひょ、んっ…っ、むり、ぃ、、ぁ、やっ、…」

🐨「…離れないで…っ、、」











だめ、もうイっちゃう、





そう思い、唇を噛んでいると ヒョンの腕が腰から離れ

首元に添えられた





一瞬だけ腰の動きを止めてしまう





やばいかも、





そう思った時には首を絞められていた

それも、全然弱くない力で。






🐬「っか、ぁ…っ、ひょ、…っ、、、っ!!」

🐨「ロロや、…チョンロや…愛してるよ、誰よりも…」

🐬「っぃ、、っっ、、!!……!」






言葉にならない言葉だけが喉を通り抜けていく


抵抗しようにも、腕が不自由だから何も出来ない


ただ、首を絞められるのに耐えるだけ






そんな状況でもヒョンは腰の動きを止めずに

激しく揺さぶってくる




僕も、こんな状況なのに、というかむしろ

普段よりも何故か感じてしまっていて

本当にイキそうなギリギリのところ。





ヒョンは、更に首を絞める力を強めて、

腰を振るスピードも早めた。








🐨「一緒に…逝こうね……っ、、」

🐬「っ、ひゅ、……っ、、〜〜!!!」







ナカでヒョンのあたたかいものが

ふわ、と広がる感覚とともに、

ヒョンの指が首から離れて すっと冷たくなる



そして、肺に吸い込まれる酸素








🐬「っ、ごほ、…っ…げほ、ごほっ、、」








頭もズキズキ痛むし、

手錠が嵌められた手首も、

指先なんかも感覚が薄ぼんやりしている。








そんな中見えた、ヒョンの表情は

ものすごく幸せそうな表情で、

惹き込まれるくらいの美しさを纏っていた







首を絞められてもそんな事を思ってしまっている僕は



きっと既に、



ジェミニヒョンに堕ちている













プリ小説オーディオドラマ