今日は、中学に上がって初めての夏休み前最後の学校。
もし、5以外の評価があったらどうしよう…
また怒られるんかな…
でも、大丈夫。俺頑張ったし…だいじょーぶ
先生に呼ばれて、なんだかいつとより重く感じる扉を開いて廊下に出る。
静かに紙をめくると、4という数字が目に入った。
何度見返しても、数学だけに4という数字が見えた。
どこで落としたんだろう。
授業も集中した。
課題も全部出した。
あぁ…そっか。
数学のテストだけ100点じゃなかったんだ。
お父さんも成績落ちるって言ってたな、
…2位じゃだめなの、1位じゃないと。
全部全部一番じゃないと。
教室に戻ってから、も頭の中は成績のことでいっぱいだった。
叱られたくない。
そんなことを考えていたらもう学校がおわった。












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。