第52話

50話 君に落ちた日 月島・孤爪side
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2020/10/11 02:26
月島 side



今年の4月。 高校の始業式。

皆楽しそーに桜並木の道を歩いている。

ダボダボの新しい制服は少しカッコ悪く見える



僕はいつもの様に重い足取りで山口と学校へ向かった。

クラスは山口と一緒。

知らない奴らばっかりなのより良い気はした。
「〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!」
月島 蛍
月島 蛍
(なんかうるさいな)
月島 蛍
月島 蛍
(なんか男の方、
からかいガイありそうだな)
ニヤリ
ガタッ
月島 蛍
月島 蛍
キミら仲良いんだね、
_葵咲@きざき_(なまえ)
葵咲きざきあなた
良くないから止めてね(*^^*)
月島 蛍
月島 蛍
(あッ、女子もからかえそう。)
最初はただからかって反応を見てるだけで楽しかった。

けど、その気持ちはドンドン変わっていく。
_葵咲@きざき_(なまえ)
葵咲きざきあなた
ね〜蛍!あのさ(* ´ ꒳ `*  )
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
_葵咲@きざき_(なまえ)
葵咲きざきあなた
ケーー((>ω<。))
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
_葵咲@きざき_(なまえ)
葵咲きざきあなた
けい(*´˘`*)♡
コロコロ変わる表情が可愛く思えて。

僕の名前を呼んで笑いかけてくれる君が可愛くて。

少しずつ僕は君に対する気持ちが家族や友達とは違う
意味の(好き)なんだと気付いた。






けど、
_志季祇@しきがみ_ _奏一@そういち_
志季祇しきがみ 奏一そういち
アイツは俺の許嫁や。
月島 蛍
月島 蛍
は?
月島 蛍
月島 蛍
(何言ってんの?許嫁?)
月島 蛍
月島 蛍
(てか、あなたは葵咲組のお嬢。)
訳が分からなくなってきた。
あなたと奏一がケンカした時は嬉しかった。

あなたが少しは僕を頼ってくれると思った。


これはチャンスなんじゃないかって。

僕を意識してくれるんじゃないかって。


けど、今回のケンカは、結構ヤバそうだった。



あなたがさらわれたと聞いて、思考が回らない。
けど、、けど、
月島 蛍
月島 蛍
(僕が必ず助ける。)
月島 蛍
月島 蛍
(そして、僕の気持ちを伝える。)
月島 蛍
月島 蛍
(だから、無事で居てよネ。あなた。)
━━━━━━━━━━━━━━━
研磨 side

あなたが俺の隣に引っ越してきたのは
俺が中一になった頃。
挨拶に来た時は可愛い子だと思ったけど、
仲良くはなれなそうだった。
けど、バレーをしていたと聞くと。

クロが俺とあなたを連れ出し3人でバレーをする事が増えた
バレーをする時は本当にイキイキしていた。

汗をかいて、泥んこになったら普通の女子なら
嫌がるはず。

なのに、あなたは汗だくになっても、
泥だらけになっても気にしない。

むしろ、楽しそうに見えた。
そんなあなたの事を好きになった。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

あなたが引っ越して1年半、

あなたに会いたい。

ギュッてしたい。



合宿って何でするの?

めんどくさいだけじゃん。

はァ。帰りたい。



すると、聞き慣れていた声が聞こえた。

ギュッ

え、何? てか、めっちゃいい匂いするんだけど、誰?
孤爪 研磨
孤爪 研磨
あなた?
_葵咲@きざき_(なまえ)
葵咲きざきあなた
そーだよ!久しぶり!研磨!
孤爪 研磨
孤爪 研磨
(あなた、変わってない。良かった。)
孤爪 研磨
孤爪 研磨
(てか、なんで居るんだろう。まぁ、それは置いといて。今はギュッてしとこう。)
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
_志季祇@しきがみ_ _奏一@そういち_
志季祇しきがみ 奏一そういち
おい、そろそろ行くで。
あなたと話してたら、いつも邪魔してくる。

誰?何で俺とあなたの邪魔するの?

なんか気に入らない、
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
_志季祇@しきがみ_ _奏一@そういち_
志季祇しきがみ 奏一そういち
アイツは俺の許嫁や。
孤爪 研磨
孤爪 研磨
(あなたと奏一は婚約者?)
孤爪 研磨
孤爪 研磨
(あなた、なんで言ってくれないの?)
孤爪 研磨
孤爪 研磨
(いや、言われても反応に困るけど。)
孤爪 研磨
孤爪 研磨
(だけど、)
孤爪 研磨
孤爪 研磨
(いや、、これはあなたが
帰ってきてからにしよう)
孤爪 研磨
孤爪 研磨
(お願い、無事でいて、、お願いだから)
孤爪 研磨
孤爪 研磨
(あなた、、、。)
孤爪 研磨
孤爪 研磨
(そして、教えてよ。あなたの)
孤爪 研磨
孤爪 研磨
本当・・の気持ち.......)

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