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第10話

第9話
悪魔に生贄を捧げる日…当日。
俺達は逃げる為、日の出と共にこの村を出ようと計画した。
荷物はお金と俺は、念の為にナイフを持って行くことにした。

理由は、この村から出てしばらくすると、別の村があるからだ。
噂によるとそこには旅館と言うものがあるらしい。

俺達は逃げた後、そこの旅館に泊まるつもりだ。
宮星 和樹
遥香、準備は良い??
前野 遥香
うん。
そして俺達は小さな鞄を持ち、この村を出ようとした……その瞬間だった。
村人B
お、お前ら……!!
宮星 和樹
……はぁ。
俺には自分で決めた役目があった。
この村の人が1人でも俺達を見た場合、その場で殺す役目。

殺人鬼の子供として……
俺は遥香の為なら、汚れ仕事だってやる。
だけど………
村人C
何だ!?
村人D
ひ、人が死んでる……!!
俺が人を殺した事により、どんどん騒ぎが大きくなっていった。
どっちにしろ、殺していても殺していなくても、俺達の事はバレていた。
そう、最初っから俺達はこの村を誰にも見つからずに出るだなんて無理だったんだ……
宮星 和樹
遥香、逃げるぞ!!
前野 遥香
え!?
村人A
あいつらを追いかけろ!!
クソクソクソッッッ!!
どうすれば良いんだよ!!
地図を見たいが、見れるような時間は無い。
直ぐに追いつかれる!!
どんどん走り寄って来る大人達。
俺も遥香も大人より足が遅い。
だけど、ここは森だから背が低い俺達にとって、それは有り難い事だった。

せめて……遥香だけでも!!



























だけど、俺には誤算があった。
宮星 和樹
崖……??
たまたまた逃げた先が崖だった。
花が広がっているこの場所の先は崖だった。

地図には、崖なんて書いていなかった。
やっぱり、ルートの確認が必要だったんだ……
この村を出る為にはルートの確認が必ずいると言う事と、見つかった時点でもう無理だったんだ…と、思い知らされた。
沈黙が続く中、最初に口を開けたのは遥香だった。
前野 遥香
……和樹、私ね“魔女”なの。
お母様もその生き残り。
信じられないと思うけど本当なの……
宮星 和樹
………
俺は何も言えなかった。
予想が的中したからだ。
前野 遥香
君に1度、『飲むと好きになってしまう薬』ってのを飲ました事があるの……
だから、大好きから好きって気持ちになったんだ……
だけど………
宮星 和樹
だけど、俺は君が好きだ!!
この気持ちだけは変わらない。
それが“掟を破る秘密の恋”だとしてもね……
ここで初めて、遥香以外の人に俺は“生贄に恋をしていた”と言う事を言った。

ずっと2人で秘密にして来た恋。
どうせなら、バレても良いと思った。
前野 遥香
そっか……そうだったんだね。
なら、私は幸せだよ……!!///
遥香は、そう言うと自分の鞄の中からナイフを出した。
宮星 和樹
は……遥香!?
俺以外の奴らも、ナイフを持っている遥香を見て驚いていた。
「殺されるんじゃないか??」
そう思う奴が多かった。
俺も、奴らを倒す為のナイフかと思ったが、なんとなく違う気がしていた……
前野 遥香
……和樹、私の為に色んな事をしてくれてありがとう。
私、もう和樹が苦しんでる所を見たくない。
体の部分へとナイフの刃先が向く___




























前野 遥香
和樹は幸せになってね……!!///



























そう言うと、君はナイフをそこにあるだろうと思われる自分の心臓を思いっきり刺した。






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