第16話

―16― 親友。
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2018/11/20 11:30
あなた

あ~お腹いっぱい!

シルク
だなwまた来ようぜ!
あなた

うん!まだ食べてない新メニューも
あるしね~

2人で街頭に照らされた小道を歩きながら

最初の集合場所に向かって歩く。

小学校の時にこの小道でかけっこをして

私が転んで...泣いた時も勇ましく助けてくれた

シルク。









今でも憧れてるよ。

なんて恥ずかしくて言えない。
シルク
なんか...あっという間だったな。
あなた

......え?

シルク
次は...夜からじゃなくて昼ぐらいから
遊びてぇな!
いつ空いてる?
あなた

あ、え~と...モトキと相談して
からでもいいかな?

シルク
...ッおう!連絡よろしくな!!
あなた

うん...?

あれ?今少し息詰まった...?

何かひっかかるのかな。




「モトキ」

この単語ぐらいしか思いつかない。

モトキと何かあったのだろうか...
シルク
ふぅ...着いたな!
あなた

そうだね...

シルク
.....
あなた

.....

本当にあっという間だった。

集合した時の思い出がついさっきのように

感じる。

「楽しい時間はあっという間に過ぎる。」

よく聞くけど、これは本当だ。
シルク
帰り、気をつけろよ?
虫がうじゃうじゃいるからな...?
あなた

ねーえー!そういう事言わないで!

シルク
ホント昔から虫嫌いだよなw
...あ、靴に毛虫!!!
あなた

ひっ...!やだやだやだやだ!!!

足を動かして必死に毛虫をはらおうとする。

虫見てるだけでも嫌なのに~~!!!!

シルク
ぷっwはははははっww
あなた

な、なになに!?

シルク
嘘だってwマジ天然だなお前w
あなた

~ッ!嘘つき!!

シルク
あ~...面白いわ~...
ありがとな笑わせてくれて!w
あなた

嘘ついて人を騙すとかサイテー!

シルク
オレだったらついてても言わねえで
ほっとくわw
あなた

それもそれでサイテー!!!

シルク
分かった分かった、ごめんてw
もう真っ暗だし、帰ろうぜ?
あなた

もう...!

シルク
じゃ、またいつか!!
あなた

いつかって...wバイバイ!!

手を振ってお互い反対の方向へ

歩いていく。

シルクと会話してる時はなんだか身が軽く感じるし

普通にめっちゃ楽しい。

モトキとは違って...安心するというか...。

決してモトキとは話しずらいとかそういう訳

ではない。




ただ...シルクと居たら何もかも忘れて

楽しくなれる。

気が軽く慣れて、ストレス発散にもなる。

親友がシルクでよかった。

今更だけどね...w


















呑気に話してられるのは

今だけ

モトキのお仕置きまで

あと

5分。

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