第4話

―3― 偶然。
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2018/08/13 14:24
―――


午後2時半ぴったり。

私は3時のおやつを食べようとしたが

何も無かった為

今おかしを買いにコンビニに居ます。

モトキには

「気をつけてね...?」

と言われましたが...

なにもないない!大丈夫!!...多分。
あなた

え~...ん~...

とにかく...

どのおかしにしよう...!!

チョコ系もいいし...ポテチとか塩っぱい系も

捨てがたい...

なら2つ...
あなた

ううっ...

シルク
何唸ってんの?
あなた

...ええっ!?

声がする後ろに振り返ると...

そこには幼馴染の1人、シルクが居た。
シルク
さっきからなに独り言喋ってんの?
あ~、ついに頭おかしくなっt...
あなた

違うから!w
シルクは何しに来たの?

シルク
オレもおかし買いに...w
あなた

なんだw同じじゃんww

シルク
てか最近このグミ売れてるらしい
あなた

え、ほんと?

シルク
多分。w
あなた

...嘘つき!!ww

シルク
でもこのグミは.....
―――















.
あなた

あ~...

やらかした...

ついシルクと話し込んじゃってた...

それに30分も...

絶対モトキに怪しまれる...!!!


マンションの階段を上がり私は恐る恐る

ドアを開け、
あなた

た、ただいま~...

...返信はない。

居ると思うんだけどな...?
あなた

モトk...!?!

玄関に足を踏み入れた瞬間

壁に体を押し付けられた。



モトキに。
あなた

ッ...モトキ...?

モトキ
...なんでこんな遅いの?
あなた

それは~...

話した方がいいのか...

もしくわ黙るか...


どっちにしてもハッピーに終わるはずがない...
モトキ
ねえ、あなた、聞いてるんだけど
あなた

えっ、と...シルクと偶然会って...
それでつい話し込んじゃって...んっ...

不意にキスをされる。

顔を離すとモトキは私を見つめた。


その言葉を聞きたくなかったかのような

悲しげな目をして。
モトキ
.....
あなた

そ、の...ごめん...

悲しい顔をされたら...

なんかすごい申し訳ない気持ちになる...










けどそんな甘い考えはモトキには無いこと、

私は知る由も無かった。










あなた

っんん...!?///

またキスをされた。


かと思いきや舌をねじ込まれる。

そして

モトキの舌と私の舌が絡み合う。

深く、深く.....。

隙間がないぐらいに、激しく。

あなた

んっ、ふ.....んう...ッ...//

モトキ
...んっ...はあ...
あなた

はっ...はあ...モ、モトキ...///

モトキ
あなたが悪いんだからね。
私の耳元で囁くその低音は



私の背筋を、いや、体をゾクゾクさせた。

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