第8話

―7― 気のせい?
1,407
2018/09/01 14:12
あなた

...

少しふらっとしながら

私はリビングへと戻った。
ンダホ
あ、あなた!
どうしたの?顔色悪いけど...
あなた

え?あ~...大丈夫だよ!

ンダホ
本当?ならいいけど...
モトキ
おまたせ~!
ンダホ
お!モトキ~!
速く速く!!
モトキ
グミだけでこんな喜ぶ奴
初めて見たわwはい!
モトキがよく食べていたグミの袋を

ンダホに手渡しする。

あのグミはモトキがめっちゃ好きなメーカーの

グミ...

渡しちゃっていいのかな...?
ンダホ
ありがと~♪
モトキ
うん!
モトキがニコッと微笑む。


あれ?嫌な予感がしたのに...

気のせいだったのかな...?
モトキ
あ、あなたも食べれば?
あなた

...へ?

ンダホ
えー!オレのグミだよ~!w
モトキ
いやいや、オレのだからw
あなた

いや...私は大丈夫!
ンダホ1人で食べていいよw

ンダホ
わ~い!!♪
あなた

...

モトキ
.....


モトキをチラッと見る。

いつもと変わらない表情...

自分が思い込み過ぎたのかな?



そんなはずない...

ンダホの性で邪魔されたり好きなグミまで

取られたり...

相当イライラしてるはずじゃ...?


そのイライラが夜に来ないといいんだけど...












―――
ンダホ
いや~急にごめんね!
モトキ
ううん!丁度暇だったし!!
ンダホ
そっか~!じゃあまたね~♪
あなたもまたねー!
あなた

うん!またね~...

モトキ
バイバイ~...
片手で手を振りながらンダホを見送る。

ガチャっと扉が締まり終わると

沈黙が空気を漂い始める。



どう切り抜けたら...













あなた

.....っ!?

考えている間に

私の視界は暗黒に包まれた。

プリ小説オーディオドラマ