『 ふぅ…… 』
警官に指定されたネカフェに行った。
そこだったら補導されずに
済むから。
『 普通に、逃走犯みたいやん…… 』
携帯には沢山連絡が。
『 もう、うるさいねん、 』
私は電源を切った。
これから先、真っ暗になった。
朝になって、一応仕事に向かった。
『 …………、 』
? 「 王子。 」
『 ……おはよ、』
大野智 「 王子。みんな心配してるよ 」
『 ええの、無視して。』
大野智 「 嵐は6人で嵐だから。 」
『 じゃあ、5人で嵐になり、 』
『 うちの事はもう忘れて、 』
大野智 「 何があったの、 」
櫻井翔 「 王子………、 」
二宮和也 「 お前、さすがにない。
本人に謝ったの? 」
松本潤 「 何があったか知らないけど、
どうしてナイフでなんか… 」
『 もうほっといてや!!!!! 』
『 お前らに私の何がわかるん!!! 』
『 あんたらは信じてくれる家族、
友達、色んな人がいるけど、 』
『 私にそんな人は1人もおらんねん、
お前らとは違うねん!!!!! 』
『 もういいわ、 』
『 来ないでくれっ、 』
何も考えず、その場を離れた。
家族がいたら、こんな事にはならんかった、
ジャニーズにもならんかったし、
普通に暮らせてたかもしれん、
もう、どうすればええん、
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!