~ hn side ~
僕はJYPの練習生 。
デビューするために必死で
ご飯なんか食べてる暇もないくらい
練習をしないと厳しい世界 。
チャニヒョンが集めてくれたグループで
8人全員でデビューするために
毎日汗水流して頑張っている 。
そんな中 、僕とヒョンジンは
相性が悪くてしょっちゅう喧嘩をする 。
カメラの前でも避けられるなんて
普通のことだ 。
あんな空気の中で練習なんかできないし
気分晴らしに近くのカフェまで来た 。
外国人か ??
僕の前に並んでるお客さんが
拙い韓国語で注文をしていた
店員さんの言葉に戸惑って
スマホで検索をかけていた 。
あまりにも さらっ と出た日本語に
僕自身も驚いた 。
日本語はPDニムに少しでも覚えとけって
何度も言われたから
旅行行けるくらいには話せるようになった
僕も注文して席につこうとすると
さっきの女性が戸惑っていた
と言う割には大丈夫じゃなさそう
コク っと小さく頷いたから
2階の席に連れて行った
座ってから彼女は翻訳機を出して見せた
翻訳機は棒読みだが
彼女の表情はすごく申し訳なさそうだった
彼女の元に言葉が届くと
嬉しそうに笑って俯いた
あまりにも上品に笑い
その上笑顔も素敵だった
僕の呟いた声は
小さすぎて翻訳機も拾えなかったんだろう
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⭐️600ありがとうございます !!!
増えるスピードが速くてびっくりです 😭
これからもよろしくお願いします !!
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。