~ hn side ~
あなたにチャニヒョンを紹介してから
2人で居ることが多くなったと思う
正直言うと少しだけ後悔してる
あなたに頼れる人が出来たことは嬉しいけど
その反面 、距離が近いのは見てて辛い
今日は僕とチャニヒョンであなたに
作曲を教える日なんだけどまた2人の距離が近い 。
2人の世界に入ってたから
僕がそれを止めた
また2人の世界だし …
僕がここに呼ばれた理由は ??
まぁ 、あなたに会いたかったからって
即答した僕が悪いんだけどさ
それにしても僕完全に空気じゃん !!!
嫉妬心からなのか
あなたに気持ちを伝えたくなった
なんて言いながらチャニヒョンに目配せをしてる
𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄
作業もある程度教えてた頃
社内の自販機へと足を進めた
自販機は思ったより近くて
会話がすぐ途切れた
練習生用のカードを翳して
ゴトン と転がる音がする
なんて 、まるで恋人みたいな素振りを見せられた
あぁ 、言ってしまった
もう答えはわかってるのに
困らせるくらいなら言わなきゃよかった
だよな 、やっぱそう上手くいかないよな
あなたにかっこ悪いとこ見せたくなくて
必死に出た言葉がこれだった
ほんとは今知ったのにね
僕ってほんとかっこ悪い 。
無理に笑顔作って馬鹿みたい
練習室になんて行くわけもなく
非常階段で頭を冷やしてた
1番聞かれたくないやつに聞かれてた …
それからジナは泣き止むまで側にいてくれた
この日から僕たちが仲良くなったのはまた別の話
end .
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。