side北人
一緒に家に帰ってたら急にあなたが立ち止まった。
あなたってやっぱりどこか抜けてて放っておけない。
帰って夕食を準備してたらソファで寝てた。
同じものを食べてるはずなのにあなたの体は今にも壊れそうなほど細かった。
俺はご飯を食べてシャワーを浴びてお風呂に浸かった。
そして明日のことを考えた。
翌日、朝早めに起きて朝ごはんを準備してあなたを起こしに行った。
目をこすりながら起きた。
昨日の残りを食べながら他愛もない話をした。
あなたは番組表を見てあ、涼太のドラマのやつや!とかバラエティに亜嵐くんがでるやつ!とか楽しそうだった。
あなたは急いで誰かにLINEを送った。
その後すぐに俺は家を出た。
何もなければいいんだけど…
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!