第96話

手紙Ⅲ
5,375
2019/07/23 09:35
凛花さん!!予定よりも遅くなってしまってすいません!


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自分
「涼太くんへ
なんか今となってはすごく前のことだけど涼太くんと付き合えたことほんとに嬉しかった!ほんとは涼太くん私のこと信じてくれてたんだもんね!なんか疑ったりしてすいませんでした。最後にも私の背中を押してくれてありがと!涼太くんのおかげでほくちゃと付き合えたよ!たくさん迷惑かけたけど涼太くんの存在があなたにとってはめっちゃ安心できました!涼太くんの時々の関西弁すごい可愛かった!これからも頑張ってね!応援してますよ!! あなた」
俺はあなたを止められなかったことに悔しくて悔しくて涙がこぼれた。
side亜嵐


説明し終わって楽屋に戻ろうと思ってたらLINE来ててヒロさん命令で直ぐに集まれ!?


急すぎるって!!


急いで楽屋に戻ってメンバーに伝えるけどあなたはいなかった。


待っても来ないからLINEを送ってきた。


すると手紙を渡された。


名前はなくて誰なのかなぁなんて思いながら開いて読んだ。
自分
「亜嵐くんへ
なんかいまさらだけど違和感だね笑亜嵐にいだね!亜嵐にいには結局たくさん助けられてしまいました笑亜嵐にいにだけは伝えればよかったかも…まぁ私はほんとにジェネをやめます。最後まで迷惑かけてすいません。ずーっと亜嵐にいのこと大好きです!これからも不正リーダー頑張ってね!笑応援してるよ あなた」
白濱亜嵐
白濱亜嵐
俺は…1度も救えなかった…
やっぱ俺なんかじゃだめだったんだ…
sideメンディー


涼太くんに手紙をもらって中を開く。


字だけでわかる。


そこにはあなたの言葉がならんでいた。
自分
「メンさんへ
メンさんはジェネのペットだよ〜笑ごめん、それはどうでもいいんだけどこの先、メンさん背が高いから私の事見つけやすいかもしれないけど絶対見つけてもみんなには言わないでね?約束だよ?メンさんとはほんとに楽しかったよ!これからも頑張ってね!応援してるよ あなた」
言葉からはわざと明るく振舞ってるけど書いてる時の顔はきっと泣きそうな顔だったんだろうなって伝わってきた。
申し訳なくて辛くなった。
side龍友


涼太に1つの手紙を渡された。


嫌な予感がしてすぐに開くとあなたの字だった。
自分
「龍友くんへ
ほんと、龍友くんにはたっくさん助けられちゃった笑龍友くん優しすぎるってぇーほんとに龍友くんと出会えてよかったなぁって思ってる!龍友くんがメンバーでよかった!龍友くんの声はいつも安心するから大好きだったんだ!これからは生で聞けないのは悲しいな…でもずっと応援してるからね!頑張ってね! あなた」
ところどころにじんでいる文字に俺の胸もどんどん苦しくなっていった。
side裕太


涼太くんに手紙を渡されてなんやねんって思ったけどあきらかにあなたやった。
自分
「裕太くんへ
裕太くんはいつもボケすぎてて私の腹筋は常に死んでたよ笑裕太くんのボケ大好きだったよ!ずっとやり続けてよね!あの、裕太くんにもらったブランケット、今でも大事に使ってるよ!やっぱ火星が1番だよねー笑これからも頑張ってね!応援してるよ!!! あなた」
中務裕太
中務裕太
なんでやねん…
俺はまた8人で頑張って行こうって決めたのに…


辛くなって涙さえもでなくなった。
side隼


涼太くんのあの顔を見た時なにか嫌な予感が胸をよぎった。
自分
「隼くんへ
隼くんに気づいてもらえてなかったら絶対ここにはいない。断言できるよ。まぁもういないんだけどね笑隼くんには伝えきれてないくらいの感謝があります。ほんとうにありがとう。ジェネの最年少のくせにしっかりしすぎだよ!!2人ともね!もっとみんなのこと頼ってね?まぁ変なとこ抜けてるし大丈夫か!これからも頑張ってね!応援してるよ!あなた」
小森隼
小森隼
ジェネで最年少はあなたでしょ…
なんで自分の存在がなかったみたいに言うんだよ…
あなたとの思い出がたくさんでてきて苦しくなった。
side玲於


楽屋に入れない時から変だったんだ。


なんで自販機について行かなかったんだろう…
自分
「玲於くんへ
玲於くんは塩だね。あ、片栗粉か!…じゃなくて、あなたが辛い時はいつも砂糖で玲於くんの優しさに何度も救われました。玲於くんの隣で踊れることがすごく楽しかった!ツアーもうすぐなのにごめんなさい。きっと7人なら120%のパフォーマンスができますよ!これからも頑張ってね!応援してますよ!! あなた」
これから先も隣にいろよ…


勝手に涙がこぼれた。

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