side昂秀
こんなにも可愛かったのに…
すごく可愛がってたのに…
side龍
あなたの方が可愛かったじゃん…
side海青
前からずっとあなたは変わらなかったのに…
side拓磨
あなたって誰にでもこんななのに…
side壱馬、樹、慎
俺らだけがあなたの味方だとわかった時なんで信じないんだよって睨みつけていると北人(さん)の口が動いた。
声は出てなかったけど。
なんでそんなこと言うんだ?
分からないままだ。
side慎
北人さんとの恋を応援するなんて…
涙でにじんでる文字を見て心からじゃないことなんて丸わかりだった。
side樹
北人さんとあいつの恋なんて応援できるわけない。
俺はあなたと北人さんじゃなきゃ嫌なんだよ…
side壱馬
あなた、それじゃ、だめじゃん…
たとえ仲が戻らないとしても俺は北人の隣はあなたじゃなきゃダメなんだよ…
side壱馬、樹、慎
もう1つの願いは…
いやだ…
そんなの…
たとえ壊れたとしても俺らはあなたが正しいって知ってるから嘘ついて、あなたを見捨てるようなことなんてしたくないよ…
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!