じょんぐく side
” 熱のせい?俺のせい? ” ____
たしかに俺はそう聞いた。
なんかすんごく恥ずかしくなる言葉。
耳から頭にかけて 熱くなる感じ。
でもこんなこと結構しょっちゅうあったりしたから慣れっこだった。
僕はこの子の 幼馴染であり
ずっと 特別 になりたかった。
だからかな、毎回あなたの近くにいる男にはきっとあいつの親よりも見てたと思うし
だからと言って いつも家まで押しかけてたぐらいだったし☜え
でも、あんな言葉言ったことなかった
だから
きっと人生の中で今が1番自分の体温が急上昇した時だと思ってる。
そして、あなたは何も答えずに ただただ 下を向いていたままだったから
🐰「ねぇ こっち見てよ。」
そう言って あなたの顔に手を添えてみる。
そして僕は
そっと彼女に 口付け をした____
じょんぐく side end.
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!