てひょんside
🍇「せんぱ~い!」
そういって手を振ってくるのは、僕が本当に愛していない子。
🦁「あぁ、いぇりちゃん。」
🍇「せんぱい、一緒にお昼食べましょうね!」
そう言ってぐいぐい引っ張ってくるいぇりちゃん。
あ、あなただ
🍇「…………せんぱい?」
🦁「あっ、ごめん。なに?笑笑」
🍇「なんかいっつもいっつも……」
“あなたせんぱいの事見るじゃないですか“
🦁「あ、え、ごめ…」
🍇「私、せんぱいの一番の人ですよね?」
🦁「え、あの……」
🍇「そうですよね?」
🍇「そうじゃないと許さない……」
🍇「だって てひょん先輩は私のものだもの……」
🍇「ぜ~ったいに……」
🍇「逃がしてあげないんだから………」
そう、この彼女は1度頭に血が上ると止まらなくなり、毎回のように同じことをいう。
🦁「ごめんねいぇりちゃん。」
🦁「もう見ないようにするから」
🍇「はいっ、それでいいんです……」
そう言って僕の手を握ってきた。
正直いって いぇりちゃんの手が触れると怖くなる
僕はあなたを守るためにいぇりちゃんといるのに……
なんか僕だけ____
取り残されたみたいだね___
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。