なんとか、生き残った〜〜!
いや、想像以上にハードだった…
疲れきって死にそうな私に比べて・・・
あんなハードな練習のあとでもバカみたいに元気な柚果。
このテンションの差はただ1つ。
私が前衛なのに対し、柚果は後衛だということ。
つまり、前衛が中心の今日の練習は、後衛にとって
楽な練習メニューだったってこと。
だって、私達が前衛練習やってるとき、後衛の皆は球拾い
だからね…
そりゃあ、楽だわ!w
いや、そうなんだけどさぁ…
完全に間違えたよね〜
過去の自分に助言するなら、絶対『後衛選びなさい』って
言うわw
大体、今考えたらなんでソフトテニス部入ったんだろ🤔
だってさ、私は走りたくないわけよ。
運動も好きな方じゃないし、得意でもない。
それは、ソフトテニスでも同じ。
ソフトテニス部とは無縁のはずだった私が、入部したのは
なぜなのか・・・
考えれば考えるほど、謎は深まるばかりw
あっ、顧問まだ居たんだw
ここで正直に答えるのも面白いけど、今後の生活が苦しく
なりそうだから、適当にごまかしとこ…
あなたの教師人生なんて、私には関係ないんだけど😅
別に、この部活がもの凄い嫌いってわけじゃないから、
先輩と同じようになるか分かんないし、知らない人と
私のこと重ねられても困るしw
柚果と帰れないのは寂しいけど、早く紫耀の罰ゲーム
やんないと!
まぁ罰ゲームかご褒美か分かんないけどね…
まるで、付き合いたてのカップルが一緒に帰る約束して
友達の誘い断ってるみたいなw
てか、『紫耀のとこ行ってあげな』って何?
私の家なんだけどw
惚れる?紫耀に?
こんなに付き合い長いのに、簡単に惚れるわけないって!
それに、私はもう恋愛はいいって昨日言ったじゃんw
あ〜も〜、ヤバい!
意外と遅くなりそう!
・・・もう、こういう日に限って、信号赤ばっかりじゃん…
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。