過酷な日々が続いていた
あの後すぐに愛子ちゃんが先生に相談したことにより、一瞬で学園中に噂が広まった
モブ女『お前みたいな人と仲良くした記憶はないからねぇ?気安く話しかけんなよ』
ドンッガンッゴスッ(←蹴ってます)
モブ女『だから喋んじゃねぇっつってんだろ!!!』
涼花『や…やめてっ、私の親友に……ウッ』
ガスッ
モブ女『お前もか……』
ごめん、ごめんね涼花……
モブ男『朝っぱらから騒がしーなーっ、おっ?沙華峰に触った手で俺を触んなよ〜?w』
モブ女『除菌ジェル持ってるから余裕余裕〜🎶』
先生『席付きなさーい』
モブ達『はーい』
先生『沙華峰さん』
先生『早く席に着いてください何してるんですか?授業を始めますよ?』
涼花……
涼花『……ごめんね、あなた守れなくて))ボソ』
私こそごめんね、涼花は何も悪くないのに巻き込んで……
その言葉を言いたかったのに……喉に溜まって上手く口に出せなかった
――――――――――――
授業が終わってお昼休み
涼花『一緒にご飯……食べよ?』
涼花『私は大丈夫………大丈夫だからあなたと食べt』
ダダダダダダ
私はとにかく涼花から離れたかった
涼花は私と同じ思いをしてほしくない
私は涼花と距離を置いた
それでも
涼花『私はあなたの味方だからね……))ボソッ』
毎日私に話しかけてくる
――――――――――――
虐めが始まってから3日後
そんなことを思っている内に学校に着いた
どこからかこんな声が聞こえた
’’こんな噂知ってますか?’’
’’旧校舎3階の南トイレの3番目’’
’’3回扉をノックしてから’’
’’花子さん、花子さんいらっしゃいますか?’’
’’そう唱えると……出るそうですよ?’’
’’七不思議の七番目トイレの花子さん’’
涼花『あなた、おはよ(*´▽`)ノ』
また始まったよ
今日こそは距離を置く
――――――――――――
放課後
コンコンコン
――――――――――――
変なとこで切りました^^;
花子くんの呼び出し方多分違うけど許してください……m(_ _)m
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。