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第110話

一番近くて 一番遠くて
濵田side
朝、カーテンの隙間から漏れた太陽の光で
目が覚めた。
ベットから降りて、机の上にある
写真立てを手に取り、おじさんにおはようと
心の中で言って、机の上にもう一度置く。

部屋を出て、リビングに繋がる廊下を歩き
リビングへと繋がる扉を開く。
まず、目に入ってきたのは
ソファー下で仲良くうずくまって寝ている
流星としげと神ちゃん。
ソファーには神ちゃんの上着と淳太の上着を
布団代わりにして被って寝ている望。
寝が入りする度に望は幸せそうな顔をして
寝ている。

キッチンには、淳太と照史が。
珍しいな、大体こういう時って
神ちゃんが居るんやけどな…笑
濵田崇裕
濵田崇裕
おはよう。
桐山照史
桐山照史
おはようさん!
中間淳太
中間淳太
おはよう!
照史が主に朝ごはんを作って
淳太はご飯作れないから、照史の手伝い。
濵田崇裕
濵田崇裕
俺なんか手伝おか?
桐山照史
桐山照史
じゃ、弟組起こして。
濵田崇裕
濵田崇裕
はーい。
弟組はホンマに起きひん奴と声をかけたら
直ぐに起きてくれるタイプにハッキリ別れる。

まずすぐ起きるのは、しげと神ちゃん。
絶対に起きひんのは、流星と望。

まずは手っ取り早い、しげと神ちゃんを。
濵田崇裕
濵田崇裕
しげ〜?神ちゃん〜?
朝やで〜?起きや?
重岡大毅
重岡大毅
ん〜、、、はっ!
どないしよう!ランニング忘れてた!!
濵田崇裕
濵田崇裕
おはようを言わんかい!
神山智洋
神山智洋
おはよう〜!
濵ちゃん!
濵田崇裕
濵田崇裕
おはよう、神ちゃん。
神ちゃんはぬくぬくと起きて、布団やらをたとみ、そのままキッチンへと行った。

しげは、騒いでる。
週間のランニングをサボってしまったらしい。

どうしよう、どうしよう、って。笑笑
重岡大毅
重岡大毅
うわーーーーーん!
濵田崇裕
濵田崇裕
うるさいなぁ。
チャチャッと用意したら行けばええやん。
重岡大毅
重岡大毅
でも、あなたに会いたい…。
うわーーーーん!!
あなた!!!!!
小瀧望
小瀧望
あなたがなに!?
あなたどこ!!
凄いな。
あなたの名前でガバッと起きたよ、望。
どんだけ好きやねん、あなたのこと。

あなたの名前出したら起きるってことは
これから先、起きなかったらあなたの名前
出したらええんちゃう?笑笑
中間淳太
中間淳太
あなたは病院や。
ご飯食べて、準備したら行くで。
濵田崇裕
濵田崇裕
流星〜?
起きや〜?
藤井流星
藤井流星
ん〜、、、。
今の状況を説明しますとですね。
俺が肩を揺らしながら、流星を起こしました。
ただ、流星は、ん〜、と言って寝が入りをして
おっ!起きるのか!と思ったら…

寝たんですよ。
いや、寝んのかい!!

1人でツッコミしてたら隣に望が立って
流星に近付くと…
小瀧望
小瀧望
今日、あなたは俺のやから。
望に続いてあなたの名前を言えば起きるというのか…?

まぁでも、流星もあなたのこと好きやしな〜。
藤井流星
藤井流星
それはあかん!
うお!起きた!
起きましたよ!皆さん!
あの流星さんが起きましたよ!!
桐山照史
桐山照史
なんで2人してあなたの名前出したら
起きんねん。
神山智洋
神山智洋
あなたの名前出さんでも
自分で起きや?
小瀧望
小瀧望
神ちゃんも起こされたんとちゃうん!?
重岡大毅
重岡大毅
神ちゃん、俺と一緒に
濵ちゃんに起こされたやん。
神山智洋
神山智洋
まぁ、起こされたけど
俺が言ってんのは、人の名前を出さなくても
すっと起きろってこと。
起こされる起こされないとかじゃなくて。
小瀧望
小瀧望
だって〜!
〜〜〜あなた!
桐山照史
桐山照史
うるさいなぁ!もう!
朝ごはん食べるで!
重岡大毅
重岡大毅
よっ!親方!
今日のご飯は!
桐山照史
桐山照史
親方ちゃうわ!
小瀧望
小瀧望
ってか勝手に食材使ってええん?
桐山照史
桐山照史
使った分の物をまた買ったら
良いらしいで?
まぁでも、あなた優しいから
大丈夫やろ。
中間淳太
中間淳太
濵ちゃんも突っ立ってへんで
食べるで〜?
濵田崇裕
濵田崇裕
おん!
テーブルの方に行けば
豪華な朝食が置かれていた。
JW
JW
いただきます!
どれもこれも美味しくて、全部食べ終わるのに
時間がかからなかった。
JW
JW
ごちそうさまでした!
小瀧望
小瀧望
俺ちょっとシャワー浴びたい。
桐山照史
桐山照史
着替えとかは?
小瀧望
小瀧望
借りる。あなたに。
桐山照史
桐山照史
もう笑笑
小瀧望
小瀧望
あれっ?あなたの部屋ってどれや?
どこや?ちゃうくて、どれや笑笑
まぁ、迷うよな。
リビングの扉開けて、左右見たらドアドアドア。
濵田崇裕
濵田崇裕
俺、取ってくるで。
Tシャツとズボンでええよな?
小瀧望
小瀧望
おん!
ってえ!あなたの部屋知ってるん!?
中間淳太
中間淳太
知ってるも何も、昨日
あなたの部屋で寝てたで。あなた。
藤井流星
藤井流星
えっ!ずるっ!
小瀧望
小瀧望
ちょっ!俺も見る!行く!
濵田崇裕
濵田崇裕
あかんよ。
小瀧望
小瀧望
なんで!!
桐山照史
桐山照史
なんか見ちゃいけへんもんあるらしい。
重岡大毅
重岡大毅
それやったらなんで濵ちゃんには
ええん?
濵田崇裕
濵田崇裕
それは……。
なんて答えれば正解なんやろう。

別にあの写真が見られたら困るもんとか
そんなんちゃうくて、他にもあんねん。

あなたの思い出が詰まったあの部屋。

きっとメンバーがあなたの部屋を見たら声を揃えて
「んっ?」ってなるやろう。
重岡大毅
重岡大毅
なぁ…。
濵ちゃんは何を抱えてるん?
沈黙が続いてた部屋にしげの声が響いた。
俺が抱えているもんは………。
濵田崇裕
濵田崇裕
あなたの……。
中間淳太
中間淳太
あなたの?
濵田崇裕
濵田崇裕
あなたの後悔や……。
あなたの思い出や……。
桐山照史
桐山照史
溜め込みすぎんなよ…?
濵田崇裕
濵田崇裕
もう無理やねん…。
重岡大毅
重岡大毅
だったら!
濵田崇裕
濵田崇裕
ちゃうねん。
簡単に言えるようなもんちゃうねん。
これ言ったらあなたは……。
ドアノブに手をかけてたのを辞め
皆の方へと向き直る。
濵田崇裕
濵田崇裕
あなたは発作起こすから……。
過呼吸起こしてまうから……。
中間淳太
中間淳太
!?
神山智洋
神山智洋
そんなやばいん…?
濵田崇裕
濵田崇裕
俺はたまたま見てしまっただけや。
知ってしまっただけや。
多分一番知られたくなかったと思う。
あなたからしたら。
一番知られたくなくて堪らんかった
と思う。
それだけ伝えて、リビングへと出て
あなたの部屋に行き、Tシャツとズボンと下着類を手に持ち、またリビングへと戻った。
濵田崇裕
濵田崇裕
これ、着替え。
はよ、しぃや?
あなた待ってるから。
小瀧望
小瀧望
…おん。
望に全てを渡して俺は携帯を持って
濵田崇裕
濵田崇裕
…あなたの病院に
行く時になったら、連絡してな。
桐山照史
桐山照史
どこ行くん?
濵田崇裕
濵田崇裕
あなたの部屋に居る。
1人にならせて…。
中間淳太
中間淳太
…分かった。
準備しておいてな?
濵田崇裕
濵田崇裕
…おん、ごめん。
リビングから出て、あなたの部屋に戻る。

あなたの部屋に着いて電気をつけて
ベットに寝っ転がる。

ベットに寝っ転がれば、全て思い出す。

あなたのお父さんの全てを。
あの日のことを。




あの日から俺は何も変わってない。
成長すら出来てない。
前を向いて歩いていない。


俺がしっかりしてなかったから…
あなたは過呼吸を持ってしまったんかな…?



あなたのことで直ぐに相談できたおじさん、
でも気がつけば、空に輝く星になって…。
1番近くであなたのことを話した。
一番近くで一緒にあなたのことを見守った。
誰よりも、何よりもあなたを可愛がってた
おじさん。

でも、そのおじさんは今はもう光輝く星に…。

なぁ、おじさん
俺は前を向いて歩けていますか?
ちゃんとあなたを守れていますか?
ちゃんとちゃんとちゃんと…
濵田崇裕
濵田崇裕
約束守れているんやろうか…。
1番近い空に願い
1番遠い星に願った。

こんなにも こんなにも 会いたいです と




おじさんと過ごした優しい記憶が
俺の涙を誘った。