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第198話

重岡side
照史の腕の中で泣いている濵ちゃんを俺らは
見守ることしか出来ひんかった。
何をすればいいのか分からないまま
時間は過ぎて行った。

まだ泣き止まない濵ちゃんが何時泣き止むかなんて
分からないからとりあえず照史に任すことにして
俺らはあなたの方を見ることにした。
小瀧望
小瀧望
……あなたっ。
涙でぐしょぐしょの小瀧はまだ寝ているあなたの
頭を撫でながら手を握っていた。
小瀧望
小瀧望
…辛かったよなっ。
重岡大毅
重岡大毅
……小瀧。
寝ているあなたの体の上に小瀧は自分の頭を
乗せて泣きじゃくっていた。
神山智洋
神山智洋
…のんちゃん。1回落ち着こ。
お水飲んで〜?
神ちゃんが水の入ったコップを持ってきて
小瀧に飲ませようとした。
小瀧望
小瀧望
……あなた、起きるやんな?
神山智洋
神山智洋
起きるよ。
あなたは寝てるだけやから。
小瀧望
小瀧望
……せやんな。…やんな。
ゆっくりやけど神ちゃんから貰ったコップを
小さく口に持っていきチビチビと飲み出した。
小瀧望
小瀧望
…もう、いい。
半分くらい飲み終えた小瀧はそのままコップを
神ちゃんに渡してまたあなたの方に視線を移した。

小瀧が視線を移したその時……
金井
金井
……んっ。
小瀧望
小瀧望
っあなた!!!
重岡大毅
重岡大毅
あなた、分かる?
金井
金井
……ん。
急に起き上がろうとするあなたの体を小瀧が支えた。
金井
金井
…望、大毅…なんで?
神山智洋
神山智洋
覚えとらん?
あなた過呼吸なったんよ。
金井
金井
…………あっ。
それからまたちょっと顔色を悪くしたあなた。
金井
金井
……ごめっ。ホンマにっ。ごめんっ。
重岡大毅
重岡大毅
大丈夫や。大丈夫大丈夫。
金井
金井
……っ。
そのままあなたは立ち上がって
照史の方に向かった。
金井
金井
……あっくん、たかぁ。
桐山照史
桐山照史
もう大丈夫やで笑笑
あなたも大丈夫?
金井
金井
……ん。大丈夫。
たかぁ、頂戴。
照史の腕から優しく濵ちゃんをもらって
今度はあなたの腕の中で泣きじゃくる濵ちゃん。
金井
金井
……ありがとう。崇裕。
言ってくれたんやな……。
濵田崇裕
濵田崇裕
……ごめっ、ごめっ。
金井
金井
……こちらこそ、ごめん。
1人で抱え込ませて。
俺起こしてよかったのに。
濵田崇裕
濵田崇裕
……そんなん、出来ひんよ。
金井
金井
……なんで。
濵田崇裕
濵田崇裕
……これ以上苦しめたくないねん。
力強くそう言ってあなたの背中に腕を回し
強く抱き締めた濵ちゃん。
金井
金井
……それは俺も同じやで。
濵田崇裕
濵田崇裕
…えっ?
金井
金井
…これ以上崇裕を苦しめたくないから
俺の過去話す時俺が隣にいる時に
しよう。
濵田崇裕
濵田崇裕
……あなたっ。
金井
金井
…気使わせてごめんな。
それから2人の熱い絆が更に深まり
濵ちゃんとあなたはお互いを強く抱きしめた後
お互いを離してまた目を合わせて笑いあっていた。

俺もいつかあんな素敵なかっこいい
男の友情!!っていうものを神ちゃんとか
あなたと一緒に…
いやメンバーと一緒に更に築き上げて行きたい
って思った。

素敵な空間に包まれていた中
一気に現実に引き込まれたのは
あなたの家に響くインターフォンの音だった。
中間淳太
中間淳太
…濵ちゃんとあなたの方に
流星とのんちゃんと神ちゃん行って。
俺と照史としげは玄関行こ。
照史はまずインカメ見てくれへん?
桐山照史
桐山照史
おん。
インターフォンの音で俺らの空気はピリついた。
濵ちゃんはあなたを背中に隠したり
その背中に隠れているあなたも
いつでも濵ちゃんを守れるようにちょっと
横にずれていたり
そんなちょっと横にずれているあなたの前に
小瀧が立って、濵ちゃんの前には流星が跪いて
神ちゃんは流星の右横に立っていた。
桐山照史
桐山照史
どちらさんです〜?
インターフォンのカメラを解除して
インターフォンのマイクに向かって喋る照史。
しかし相手は何も喋らなかった。
違和感を覚えた俺は照史の方に行って
どんな奴が立っているのか気になって
インターフォンを見てみたら…
重岡大毅
重岡大毅
……こいつっ!!濵ちゃんっ!!!
濵田崇裕
濵田崇裕
何…?
あなたの方に一旦視線を移した濵ちゃんは
そのままこっちに向かって来てくれた。
その間あなたは神ちゃん達に任せたらしい。
濵田崇裕
濵田崇裕
……あいつらっ。
インターフォンの前に立っているのは
ある時1回あなたが入院していた時に
1度だけあなたの裏道で待ち伏せをしていた
あのスーツの男だった。
濵ちゃんもそれに気付いて直ぐにあなたの方に
戻った濵ちゃんはそのままあなたを優しく立たせて
あなたを奥の部屋に連れて行った。
濵田崇裕
濵田崇裕
……帰して。アイツらは危険や。
桐山照史
桐山照史
……お、おん。
もう一度照史はインターフォンのマイクに向かって
桐山照史
桐山照史
…すみません、帰ってもらっても
ええですか?
って言ったけどスーツの男は帰らずに
そこにずっと突っ立ったまんまやった。
中間淳太
中間淳太
…俺代わるわ。
痺れを切らした淳太が俺らの方に来て
照史と交代してインターフォンのマイクの前に
立った。
中間淳太
中間淳太
……あなた達に
大事なメンバーを渡す訳には
行かないので
事情があるなら事情を話してください。
話はそっからです。
突っ立ってないで何か言ってください。
すると男2人が俺らに白色の紙を見せた。
そこには赤い字で確かにこう書いていた。
重岡大毅
重岡大毅
…お前を殺す。
…お前に天罰を与える。
……俺がこの手で。
地獄に行かせる……。
桐山照史
桐山照史
………お前っ!!!!!!
中間淳太
中間淳太
照史っ!!!!あかん!!!!
桐山照史
桐山照史
何がやねん!!!!!
こんなんおかしいやろ!!!!
なんであなたやねん!!!
あなたが何したって言うねん!!!
濵田崇裕
濵田崇裕
……ええ加減にせえよ。
いつの間にかこっちに戻ってきていた濵ちゃんは
いつもより低い声でカメラに近付いた。
濵田崇裕
濵田崇裕
…言ったはずや。
関わるなって。近付くなって。
大体、お前らのせいやで。
…あなたが過呼吸持ってしまったんわ。
2度とここに来るな。
2度とあなたに近付くな。
あなたの前に来るな。
それだけ言って濵ちゃんはマイクの音を切って
またあなたが居る部屋に戻った。

何が……どういう事やねん。

こいつらのせいであなたが過呼吸持ったって
どういう事やねん。






















俺はこの時やっと気づいた。
あなたの過去はそう簡単には抜け出せられない事を。
簡単には…………解決が出来ひんって事を。