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第196話

重岡side
金井
金井
…ハァハァハァハァハァ…ハァハァハァハァハァ
一向に収まる気配のないあなたの過呼吸。
照史が姫抱きにして支えている手で背中を
優しく叩いたり声をかけても
あなたの過呼吸は収まらず
隣を歩いている俺はあなたが苦しむ姿を見るのが
余計苦しくて自分を慰めるように
ずっとずっとあなたの頭を撫でていた。

あなたの家が見えてくると先頭を歩いていた
淳太が俺らが来てるのを確認してドアを開けた。
もう既に濵ちゃんがあなたの家に入っていて
色々と用意をしていた。
濵田崇裕
濵田崇裕
……あ、照史!
あなたソファに寝かせて。
桐山照史
桐山照史
おん!分かった〜!
…あなた〜?降ろすで〜。
金井
金井
っハァハァ… ハァハァハァ
濵田崇裕
濵田崇裕
…しげ、ちょっとあなたのそばに
おったって。
重岡大毅
重岡大毅
……俺でええん?
濵ちゃんやないの?
持ってくるもんあったら俺行くで?
濵田崇裕
濵田崇裕
…いや。多分あの感じ
しげやと思う。
俺行くから、俺が来るまで
頭とか撫でたって?
…多分気持ちよかったんやろ。
見てみ?めっちゃしげのこと見てるで。
重岡大毅
重岡大毅
……ははっ。ほんまや。
リビングに続く扉の前で濵ちゃんと話してたら
濵ちゃんがあなたの方を指さしたから
どうなんやろうかなって思って振り返ったら
あなたがずっと俺の方を見てるのに気が付いた。
濵田崇裕
濵田崇裕
やからそばにおったって?
…すぐ来るから。
まぁ、照史居るし大丈夫やと思うけど。
重岡大毅
重岡大毅
ん。分かった。
濵ちゃんの背中を見送って直ぐにソファに
駆け寄った。
重岡大毅
重岡大毅
あなた〜。
金井
金井
ハァハァハァ…だい、きハァハァハァ
重岡大毅
重岡大毅
あぁ〜…俺行くから
動かんといて。
俺が声をかけながらソファに行くもんやから
のすのすと起き上がろうとしたあなたを
止めて俺がまた近くに駆け寄った。
金井
金井
ハァハァハァ…お願い、ハァハァハァ
重岡大毅
重岡大毅
…おん。なんや?
するとあなたが急に俺の手を掴みその手に力を入れた。
金井
金井
ハァハァハァ…香水…ハァハァハァ
重岡大毅
重岡大毅
香水?
あなた香水付けへんやろ?
金井
金井
…崇裕、ハァハァハァハァ
重岡大毅
重岡大毅
ちょ、ちょっと待ってや?
濵ちゃん呼ぶな?
するとリビングに繋がる扉が開いて中から運良く
濵ちゃんが入って来た。
濵ちゃんの手にはタオルなど色々持っていた。
重岡大毅
重岡大毅
濵ちゃんっ!
濵田崇裕
濵田崇裕
んっ?なんや?どないしたん?
重岡大毅
重岡大毅
…あなたが崇裕って呼んでて…。
濵田崇裕
濵田崇裕
…ん。今行くわ。
タオルを適当な所に置いた濵ちゃんは
俺の隣に小走りで来てあなたの所に来ると
膝を着いてあなたと目を合わせた。
濵田崇裕
濵田崇裕
どした?欲しもんあった?
金井
金井
…ハァハァハァ…香水…ハァハァハァ
濵田崇裕
濵田崇裕
あぁ〜!香水な〜?
ちょっと待ってて。
…ありがとう、しげ。
重岡大毅
重岡大毅
…おん。
また濵ちゃんはバタバタと部屋を走って
今度は奥のあなたの部屋に入った。
あなたは香水とかそういうのは付けない性格なのに
どうして香水を持っているのかがとても気になった。

そして割と直ぐに濵ちゃんが部屋から出て
手にはちゃんと香水を持っていた。
濵田崇裕
濵田崇裕
はいよ〜。あなた。
蓋開けるなぁ〜?
香水の蓋を開けて瓶を軽く縦に振る。
そしてそのまま濵ちゃんはあなたの鼻の近くに
持っていった。
重岡大毅
重岡大毅
…出さへんの?
濵田崇裕
濵田崇裕
…こっちの方が落ち着くんやって。
……おじさんの匂いするか?
金井
金井
ハァハァハァハァ…ん。ハァハァハァハァハァ…
濵ちゃんの手から香水の瓶を受け取ったあなたは
そのまま俺らに背中を向けて大きな体を丸めた。
濵田崇裕
濵田崇裕
……よし。
神ちゃん〜!そこにある
ブランケット取って〜。
神山智洋
神山智洋
はいはいー!
濵田崇裕
濵田崇裕
…ありがとう〜。
あなた。何かあったら呼んでな?
……しげもうええよ。
重岡大毅
重岡大毅
…いやまだ収まってへんで?
濵田崇裕
濵田崇裕
…あれは寝る証拠やねん。
寝かせたって。
重岡大毅
重岡大毅
……ん。分かった。
2人で静かにソファから離れて
と言っても何かあったらあれやから
ソファに近い椅子に座って照史と神ちゃんと
雑談していた。