小瀧side
俺らの前に平然とした…
何も無かったかのよに待ち伏せをしていた
村田桃乃さん。
俺は楽屋の光景は見てなかったから知らんけど
あなたのあの怯えた姿としげの怒りで
更にただ事やないって思った。
あなたにメールしたけど
ずっと既読が付かない。
もしかしたら、あなたと濵ちゃん
こっちに向かってきてるかも…
俺は咄嗟に近くにいた神ちゃんに耳元で話した。
その時やった…。
2人が来てしもうた…。
しげ、照史、淳太で壁を作ったが
その壁をするりと抜けてあなたに近づく
村田桃乃さん。
…ってか、村田桃乃さんって長いから
ここだけの話ぶりっ子ちゃんって呼ばせてもらおう。
あなたに近付こうとするぶりっ子ちゃんから
あなたの隣にいた濵ちゃんがあなたを守る。
そう言ってまたあなたの方へと近付く
ぶりっ子ちゃん。
これほんまにあかんくない?
あなたと目が合った。
あなたは俺の事を心配しているようで
俺はそんなあなたを見て大丈夫やと言う意味で頷いた。
いかにも図星ですっていう顔なのに
何も認めないぶりっ子ちゃんにそろそろ
ほんまに怒り狂いそうやった時…
ほら見てみ、と淳太と照史の方へ指を指した。
確かにその方を見るといかにも怒ってます
って感じのBADが居た。
先に行く皆の元へ走って行く時
後ろから淳太の声で確実に確かに聞こえてきた。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。