第76話

いつもの小瀧…?
1,934
2020/05/24 03:12
藤井side
今日は8人でのロケ。
俺は定位置のソファーに座ってスマホを見てる。
他のメンバーは、
しげは淳太にウザ絡み。
照史はなんか食べてて
隣にいる神ちゃんもスマホでゲームしてて
あなたは寝てて、
濵ちゃんは釣りの動画を見てる。

望は…
小瀧望
小瀧望
なぁなぁ濵ちゃん!
のんちゃん寂し!
もっと構って!
濵田崇裕
濵田崇裕
ん〜、はいはい。
動画を見ている濵ちゃんに構ってアピール。
濵ちゃんも優しいから携帯を置いて
構ってあげる。

俺にはそういうことしないから
望もちゃんと相手を選んでる笑
小瀧望
小瀧望
むぅー、なんか違う!
濵田崇裕
濵田崇裕
えっ!
小瀧望
小瀧望
照史〜!
桐山照史
桐山照史
んっ?ŧ‹”ŧ‹”( ‘ч’ )ŧ‹”ŧ‹”
小瀧望
小瀧望
背中噛まさせて。
桐山照史
桐山照史
はっ?えっ?ちょっ?
痛い痛い痛い痛い!!
濵ちゃんを振って照史の所へ。
背中噛むってなんやねん笑
まぁ甘噛みみたいなもんやろうけど
痛がってるやん笑
ほんまに、犬やな笑笑
金井
金井
ん〜、、、?
あ、あなた起きた。
濵田崇裕
濵田崇裕
おはようさん。あなた。
薬飲み〜?
金井
金井
はぁい。
背伸びしながら自分の荷物の所へ行き、
薬と水を取り出す。
小瀧望
小瀧望
神ちゃん!
構って!
神山智洋
神山智洋
俺?
ええけど…笑
そう言って、神ちゃんにも構ってもらおうと
望が移動する。
が…
小瀧望
小瀧望
!?
あなた!起きたん!
金井
金井
ん?起きたけど…?
小瀧望
小瀧望
構って!?
金井
金井
智洋ちゃうん?
小瀧望
小瀧望
おん。あなたの気分。
金井
金井
気分って。
智洋借りるは笑
神山智洋
神山智洋
おん。笑笑
全然ええよー。
神ちゃんはまた携帯のゲームに夢中になり
望はあなたの隣へ。
金井
金井
薬飲むからちょっと待っててな。
小瀧望
小瀧望
おん!
じゃ、背中噛んで待ってるな!
金井
金井
??背中噛む??
小瀧望
小瀧望
おん。
怒りもしなければ注意もしない。
薬を飲みながら背中を噛んでいる望に
頭を撫でているあなた。
いや、器用すぎやろ笑

俺は面白そうやから
2人を観察することに。

薬を飲み終えたあなたは望の頭をしばらく
撫でていると…
金井
金井
望さぁ、なんかあったんやろ?
小瀧望
小瀧望
えっ?
金井
金井
ちょっとデコ触るで。
そう言って望のおでこを触るあなた。
突然の事で2人以外のメンバーが
2人を見守っている。
金井
金井
ほら熱い。
体調悪かったん?
いつから?
段々と顔が暗くなっていく望。
長年一緒にいる俺からすれば
望の今の表情は図星の表情。

望の方を見れば、目には涙をためている。
小瀧望
小瀧望
最近…ドラマとか…多くて…。
プレッシャー…感じちゃって…。
数字…気にして…
夜…寝れてへんねん…。
金井
金井
そうやったんか。
確かに、よう望出てるもんな。
プレッシャーもあるよな。
でも、どれ位の人が見てくれるとか
気にしなくてもええんちゃう?
誰か1人でも見てくれればいい。
1人でも多くの人に見てもらえばええ。
そう思えば、楽しいんちゃう?
小瀧望
小瀧望
おん…。
ありがとう…。
金井
金井
ん!
辛いやろ?寝とくか?
小瀧望
小瀧望
ふぇっ?
金井
金井
まだ時間あるやろ。
桐山照史
桐山照史
時間あるで〜?
望、あなたと一緒に寝とき〜?
小瀧望
小瀧望
ええん?
金井
金井
ええよ。
小瀧望
小瀧望
じゃ、寝る。
金井
金井
ん。おいで。
そう言って2人は
さっきまであなたが寝ていた所へ行く。
あなたは小さい子供をあやす様に
望のお腹を一定のリズムで叩いていく。
金井
金井
頭痛くないか?
小瀧望
小瀧望
おん。平気。
金井
金井
あっ、崇裕〜。
濵田崇裕
濵田崇裕
はいはいはい!
金井
金井
俺のカバンに入ってるさ、
ブランケット持ってきてくれへん?
濵田崇裕
濵田崇裕
OK!
小瀧望
小瀧望
ブランケットとか持ち歩いてるん?
金井
金井
俺もよく寝るから笑笑
濵田崇裕
濵田崇裕
はい、あなた。
金井
金井
ありがとう〜!
これ、かけとき。
濵ちゃんから受けとったブランケットを
望にかける。
望はブランケットの匂いを嗅ぎ、
小瀧望
小瀧望
ふふっ。
あなたの匂い。
金井
金井
ええ匂いか?
小瀧望
小瀧望
おん。めっちゃ。
金井
金井
それは良かった。
一定のリズムで叩いていくと
望は安心して寝た。

あなたは動きもせず、ずっと
望の隣にいる。
藤井流星
藤井流星
なんで分かったん?
望がいつもとちゃうって。
金井
金井
背中噛むって言った時かな。
桐山照史
桐山照史
なんで?
金井
金井
俺に甘える時ってさ、
膝枕か真正面から抱きしめられるか
どっちかやねん。
でも、崇裕とかはさ
普通に犬みたいなことするやん?
でも俺には遠慮してんねん。笑
だからなんか変やな〜って思って。
重岡大毅
重岡大毅
すっご。
俺やったら叩くで?
中間淳太
中間淳太
叩いたらあかんやろ。
神山智洋
神山智洋
体温計とか貰ってくるな?
金井
金井
ありがとう〜。
重岡大毅
重岡大毅
俺、飲みもん買ってくる。
中間淳太
中間淳太
俺も行くわ。
重岡大毅
重岡大毅
おっ!淳太の奢り!
中間淳太
中間淳太
うるさいな!
お前の分ちゃうわ!
重岡大毅
重岡大毅
なっ!なんやて!
濵田崇裕
濵田崇裕
もう、望寝てるんやから
しげ、静かにしぃや?
重岡大毅
重岡大毅
あっ、じゃあ
俺、やっぱここに居よう〜。
中間淳太
中間淳太
行かんのかい。
重岡大毅
重岡大毅
おん。行くのやめた。
俺、あなたと寝る。
金井
金井
いや、えっ?
重岡大毅
重岡大毅
あなた〜。
ぎゅーーーー!
金井
金井
痛い痛い。
しげはあなたの背中を思っきり
抱きしめた笑
結構キツく。笑笑
小瀧望
小瀧望
むぅー。
金井
金井
あ〜、ごめんごめん。
騒ぎでちょっと起きそうになった望を
あなたはまたお腹を一定のリズムで叩く。
藤井流星
藤井流星
なんでそんな慣れてんねん笑 
金井
金井
あぁ〜、妹たち寝かすの
殆ど俺の仕事やったからな。
藤井流星
藤井流星
そうなんや笑
金井
金井
おん。笑
だから慣れてんねん。
神山智洋
神山智洋
持ってきたで〜。
後、冷えピタも貰ってきた。
あれ、淳太は?
金井
金井
おおきに。
淳太は飲みもん買いに行ったで。
神山智洋
神山智洋
そうなんや。
あなた辛くない?大丈夫?
金井
金井
おん。大丈夫。
濵田崇裕
濵田崇裕
もう、しげ離れたり?
重岡大毅
重岡大毅
嫌や。
桐山照史
桐山照史
ほんま、5歳児やな。
重岡大毅
重岡大毅
うわーん、うわーん、
おかーん!
桐山照史
桐山照史
笑笑笑笑笑笑笑笑笑笑
中間淳太
中間淳太
お待たせ。
とりあえず、スポーツドリンクと
ジュース買ってきた。
金井
金井
おおきに〜。
あなたは手際よく神ちゃんが持ってきた
体温計を望の脇に入れる。

相変わらず背中にはしげはいるけど…。
てか、あいつ寝てるんちゃうか?
藤井流星
藤井流星
なぁ、しげ寝てるんちゃう?
金井
金井
あぁ〜、やっぱり?
なんか腕の力緩なったな〜って
思ってん笑
重岡大毅
重岡大毅
ん〜、、あなた〜。
桐山照史
桐山照史
こいつ、寝言でも
あなたの名前言ってるで笑笑
金井
金井
どんな夢見てんねん。
ピピッと望の脇に入っていた体温計が鳴った。
金井
金井
あちゃ〜、高いな。
神山智洋
神山智洋
何度?
金井
金井
38.4。
濵田崇裕
濵田崇裕
うわお。
中間淳太
中間淳太
撮影は延期やな。
金井
金井
この後仕事ない人居る?
濵田崇裕
濵田崇裕
俺offやで?
桐山照史
桐山照史
俺もoff。
中間淳太
中間淳太
俺は流星と。
神山智洋
神山智洋
俺しげと。
金井
金井
じゃ、空いてる人でさ
望病院連れて行こう。
家は俺の家でええから。
中間淳太
中間淳太
ごめんな、あなた。
金井
金井
ええんよ。心配やし。
1回望起こすな〜。
優しく望を起こしてあげるあなた。
金井
金井
望〜、起きや?
小瀧望
小瀧望
むぅ〜、、、
もう時間??
金井
金井
おおん。今日はやめよ。
望熱高いから。
俺と一緒に病院行こ?
崇裕も照史も居るから。
大丈夫やで。
小瀧望
小瀧望
仕事!!
桐山照史
桐山照史
あほか。
38度もある奴に仕事させたくないわ。
上がったらどうすんねん。
撮影に響くで?
小瀧望
小瀧望
…おん。
神山智洋
神山智洋
マネージャーに伝えた。
延期だって。
金井
金井
仕事早いわ〜笑
ありがとう。
望がゆっくり起きる。
寒いのか、あなたのブランケットを
肩にかける。
金井
金井
寒い?
小瀧望
小瀧望
ちょっとだけ。
金井
金井
上がるかもな。
俺の上着着とき〜。
小瀧望
小瀧望
ありがと。
金井
金井
おん。
あなたから上着をもらい着る望。
首を竦める望を見て、ちょっと可愛いなって
思ったり。
桐山照史
桐山照史
じゃ、病院行くか〜。
金井
金井
崇裕〜笑
濵田崇裕
濵田崇裕
んっ?
金井
金井
重岡大毅退けて。
濵田崇裕
濵田崇裕
笑笑
はいはい。
濵ちゃんがしげを退かす。
結構雑に笑
重岡大毅
重岡大毅
ん〜、あなた?
濵田崇裕
濵田崇裕
あなたは病院行くの。
今日のロケは無くなったから
神ちゃんと仕事行き?
重岡大毅
重岡大毅
どっか悪いん?
濵田崇裕
濵田崇裕
ちゃうちゃう。望。
重岡大毅
重岡大毅
小瀧か。
分かった。
伸びをして、神ちゃんと仕事に行く準備をするしげ。
桐山照史
桐山照史
俺、病院予約したから
行こ。
金井
金井
おん、望〜行ける?
小瀧望
小瀧望
おん。行ける。
病院嫌いの望が珍しく対抗しないのは
望がそれ位で辛くて弱ってるってこと。
濵田崇裕
濵田崇裕
じゃお先に。
神山智洋
神山智洋
のんちゃんお大事に〜!
小瀧望
小瀧望
おん…。
あなたに支えられながら出ていく望。

俺は4人を見送り、何も無いことを祈りながら
淳太と行く仕事の準備をした。

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