第102話
ストーカー③
金井side
朝8:00。
携帯のアラームで起きる。
アラームを止めて、洗面所に行き顔を洗う。
顔を洗ったら朝ごはんを作る。
今日は智洋から教えてもらったフレンチトースト。
フレンチトーストを食べて仕事の準備。
歯磨きをしながらテレビを見る。
たまたまチャンネルを回したらちょうど俺の
記事のニュースやった。
歯磨きを終えてまたテレビを見る。
すると携帯が鳴った。
液晶画面には「非通知」の文字。
嫌な予感はしたけど、一応出てみる。
まじかよ…。
お前の方が意味分からんわ。
そろそろ怖くなったので、そう言って
電話を切った。
怖くなったので携帯の電源も切った。
携帯の電源を切ったらマネージャーの連絡も
見れへんよな…。
でももしかしたら、またあいつから電話が
来るかもしれへん。
本当に怖くなって気が付けば右手が震えてた。
しばらくすると、家のインターホンが鳴った。
もし、アイツやったら?
もし、出待ちされてたら?
すると、ドアが開いた。
いつの間に、鍵作ったんや?
頭の中がアイツでいっぱいやった。
段々足音が近付いてきた。
逃げなきゃ行けないけど、中々動けない。
すると、リビングに繋がるドアが開いた。
そこに立っていたのは、
崇裕やった。
そうやった、メンバーは皆俺の合鍵を持ってる。
体調悪くて発見が遅くなるのを防ぐために。
今日はマネージャーの連絡を返信しなかったから、
なんかあったんやないかと崇裕が来たらしい。
崇裕が荷物を持ってくれて
一緒に下まで降りる。
正面玄関には大きな車が。
中にアイツが居たら…?
あかんな。そんな訳ないのに…。
崇裕が車のドアを開け、中に入る。
俺も崇裕の後に続いて車に入る。
マネージャー
「いやいや。何も無くてよかったよ。
じゃ、出発するな。」
俺の家を出て、弟組の家に向かって
仕事現場に向かう。
望、流星、智洋、大毅の順番で
家に向かい、仕事現場へと向かう。
電池が無くなりそうのは事実。
後で智洋に借りよう!笑
隣の崇裕が俺の事を見ていたなんて
俺は知らなかった。