桐山side
流星と楽しく話していたはずなのに
何ならさっきまで相槌やらで会話に参加してたのに
なかなか参加しないあなたを不思議に思って
流星の隣に座っているあなたを見たら…
突然胸を押さえて椅子から崩れ落ちたあなた。
あまり呼吸もちゃんと出来てない感じで
焦ったらあかんって分かってるんやけど
焦ってしまって全部淳太くんに任せてしまった。
でも中々治まらない…。
近くにあったあなたのカバンから
薬が入っている小さなポーチを取り出して
水と錠剤を淳太くんに渡した。
淳太くんの腕の中でぐったりしている
あなたを座りやすいように
淳太くんは支え直して水のペットボトルを開けて
あなたに渡した。
あなたも淳太くんから水を貰って
ゆっくり水を飲もうとしたけど…
むせてしまい、飲み込むことが出来ず
戻してしまった。
むせてしまったあなたの背中を優しく
叩く淳太くんを見ていると
慣れたようにあなたに近付く濵ちゃん。
何するんやろうと見ていたら…
すげぇ…合ってる笑笑
淳太くんと一緒に走ってスタッフさんたちに
今日の仕事のキャンセルを頼みに行った。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。