桐山side
学校の中でも最高の楽しみなのが…
淳太くんのツッコミは無視して←
俺は今日自分で作ってきたお弁当箱を持って
俺らはどこで食べようか迷っていた。
そんな時あなたが口を開いた。
あなたが後ろを指さしてそう言った。
後ろには確かに机くらいの高さになっている
2段のロッカーがある。
それからあなたの言う通り
俺らは後ろの小さなロッカーを机代わりにして
椅子は後ろの使われていないものを借りて
食べることにした。
流星と神ちゃんの意見で俺らはじゃんけん
することに。
そして席順は左側から
淳太くん、俺、流星、神ちゃん
しげ、あなた、望、濵ちゃんに。
あなたと神ちゃんと俺は自分で作った弁当。
他のメンバーはコンビニで事前に
買った弁当を食べた。
どうやらしげと望はあなたの弁当を食べたらしい。
…望は濵ちゃんのも食べたのか笑笑
あなたに呼ばれしげと望をよく見ておくことに。
お兄さん?それ多分1番言ったらいけない台詞やと
思うで?
こんな茶番は俺らにとっては当たり前やけど
女子生徒にとったら初めてらしく
女子生徒の殆どが俺らの方を見ては笑ってくれた。
女子生徒①「大丈夫です!楽しいし!」
女子生徒②「うんうん!共学って感じ!」
煩いかなと思って周りに謝ったら
以外に喜んでくれて凄く嬉しかった。
三ツ矢サイダーを両手に持ったしげとは反対に
その後ろから顔が死んだようなあなたが
教室に入ってきた。
あなたが甘えたい時に使う「あっくん」呼び。
そのままあなたは俺に抱きついてきた。
まるで飼い犬を呼ぶように望を振り向かせるあなた。
それに望もなかなか呼ばれない「のん」呼びに
ちょっと嬉しそう。
…さっき怒ってたんちゃうかい笑
慣れた手つきで望の頭を撫でて自分の席に
座ったあなた。
望があなたに抱きついた瞬間
次の授業の予鈴のチャイムが鳴った。
移動教室の芸術。
美術と音楽と書道の選択授業だが
俺らは強制的に音楽になった。
…まぁ仕事が音楽専門だから嬉しいけどな?笑
あなたに誘われ皆で一個上の階にある音楽室に
向かった。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!