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第172話

涙のあとが消える頃に
濵田side
淳太から電話がかかってきて慌てて病院に向かう
準備をし、車を走らせた。

少し遠い場所にあるあなたが入院している病院は
そのためセキュリティもバッチリ。

裏口から中に入ってエレベーターに乗って
長い廊下を駆け足で渡って
あなたの部屋に入った。
濵田崇裕
濵田崇裕
お疲れ!遅れたわ〜。
…ん?
桐山照史
桐山照史
お疲れ!濵ちゃん。
中間淳太
中間淳太
ごめんな〜。急に呼んで。
濵田崇裕
濵田崇裕
それはええねん。
ええねんけど…。
桐山照史
桐山照史
…俺らも分からんのよ。
中間淳太
中間淳太
だから濵ちゃんなら
知ってるかなって思って…。
濵田崇裕
濵田崇裕
あぁー!そういう事な。
ベッドの周りに椅子を持ってきて
そこに座っている淳太と照史。

しかしベッドで寝ているあなたの頬は濡れていて
理由を聞こうと2人に聞いたら
2人とも知らんとのこと。

つまり俺が聞き出してそれを元に
あなたを助けるって訳。

そのためには…
濵田崇裕
濵田崇裕
一旦あなた起こそか。笑
涙でぐしょぐしょの割には
気持ちよさそうに寝ているあなたを見て
ちょっと起こすのが心痛いが
話を聞くためにと心を鬼にして
あなたが寝ているベッドに近付き優しく起こした。
濵田崇裕
濵田崇裕
あなた〜?
一旦起きて〜。
ちょっと汗かいとるから
顔拭かせてや。
汗かいていたのも事実やから
そっちの方を理由として一旦あなたを起こす。

段々と寝ていたあなたも長いまつ毛がふわりと上がって
あなたと目が合った。
濵田崇裕
濵田崇裕
おはようさん。
汗かいてるから汗拭かせてな?
金井
金井
……
濵田崇裕
濵田崇裕
あなた?
金井
金井
……ん。
いつもなら頷いたり声を出して反応してくれるあなたは
今日はいつもの違くて何も発さず
「ん。」と一言だけ発して窓の外を見始めた。


タンスから淳太が2枚の薄いタオルを出してくれて
1枚を水で濡らして拭き始め
もう1枚で傷口付近を軽く拭いていった。

顔付近に濡れているタオルを持っていこうと
近付けたらあなたは俺の手を払って
あなたはそのまま顔を俯けた。
濵田崇裕
濵田崇裕
…どした?
顔拭くだけやで?
傷痛い?
金井
金井
……ごめっ。
下を向いたままのあなたは謝りながら
静かに泣き出して目から落ちた涙は
布団にシミを作った。
濵田崇裕
濵田崇裕
どうしたんよ。
不安になった?辛い?
金井
金井
……怒らない?
濵田崇裕
濵田崇裕
怒らんよ。
なんにもせんから話してや?
俺ら分からんから。
すると突然俺の方に腕を伸ばしてきたあなた。
俺はその手をゆっくり掴んでそのままあなたを
優しく包み込んだ。
金井
金井
夢…見てて。
ほら…っあの時の。
濵田崇裕
濵田崇裕
……っそか。
あの時のってきっとあなたのお父さんの事件のことや。

あなたはその夢を見る時は不安になる時や
何か抱えている時。
濵田崇裕
濵田崇裕
それだけやないやろ…?
なんか抱えてるんちゃう?
金井
金井
……なんで?
濵田崇裕
濵田崇裕
んっ?
金井
金井
…なんで仕事やらないの?
なんで雑誌出ないの?
やっぱ俺迷惑かけとる?
濵田崇裕
濵田崇裕
あなた。ちゃうよ。
迷惑なんかちゃうから。
俺らも一旦休憩しようってなったんよ。
皆バタバタやったやろ?
流星も神ちゃんも望も舞台決まって
しげもテレビ出演決まって
あなたもドラマ決まって
皆が皆一旦心の整理が必要やって
そう決めたんよ。
ごめんな?
何も言わんと勝手に決めてもて。
せやんな?あなたからしたら
なんで?って思うわな。
ごめんごめん。
あなたのせいちゃうからな?
勘違いせんといてな?
ごめんな?
頭を優しく撫でれば安心したように
あなたは俺の胸に頭を擦り付けて
頭をペタンと胸につけたまま欠伸をした。
濵田崇裕
濵田崇裕
ふふっ。眠い?
金井
金井
…でももう寝えへん。
寝たら夢見るから。
濵田崇裕
濵田崇裕
俺ら居るで?
あなたが寝てからも
あなたがまた涙流したらちゃんと気づける
ようにここに居るよ?
金井
金井
……ん〜。
照史と淳太を目で追ってあなたは
確かめるように2人を見たら
2人ともあなたの方まで来て
あなたと目を合わせるようにしゃがんで
優しく笑って頷いた。
濵田崇裕
濵田崇裕
淳太も照史も居るからさ
もう1回寝たら?
金井
金井
……ん。
ベッドに行くのかなと抱きしめていた腕を解くと
今度はあなたが俺の背中に右腕だけ回して
そのままぎゅっと抱きついたままあなたは
スースーと寝始めた。
桐山照史
桐山照史
ふは。可愛ええなぁ。
中間淳太
中間淳太
な?まだまだあなたは
俺らにとっての可愛い弟やな。
濵田崇裕
濵田崇裕
いつまでも変わらんやろ。
あなたは俺らにとっての大事な弟や。
寝ているあなたの頭を優しく撫でて
起こさないようにベッドに寝かせようと
静かに下ろすが
背中ハンサーが反応したのか
あなたは「ん〜。」と唸って
俺の背中に回している右腕に力を込めた。
桐山照史
桐山照史
笑笑笑笑
今日はもうあかんな。
中間淳太
中間淳太
濵ちゃんも一緒に横になり?
昨日遅くまで仕事やったんやろ?
濵田崇裕
濵田崇裕
せやな…。
ならお言葉に甘えて。
あなたを抱き直して一緒にベッドに入る。
あなたを窓側の方に寝かせるよに奥の方に
寝かせてあげな骨折している左腕が
下敷きになってまう。
骨折している左腕に気を付けながら
あなたを先にベッドに入れる。
その後俺が入ってまた抱き寄せる。
あなたの左腕を俺の太もも付近に乗せて
安定させたら、淳太が布団をかけてくれた。
中間淳太
中間淳太
あなた優先で見とくから。
濵田崇裕
濵田崇裕
おん、頼むわ。
桐山照史
桐山照史
おやすみ〜。
濵田崇裕
濵田崇裕
おやすみ。
気持ちよさそうに寝ているあなたの頭は
また俺の胸にピッタリ引っ付いてきたのを見て
俺も瞼を閉じた。








涙のあとが消える頃に
いや、涙のあとが消える前に
あなたの気持ちは 思いは
全部全部教えてな?