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第115話

今日も明日も…ずっと約束は守るから
濵田side
朝、カーテンを閉め忘れてそのまま昨日寝てしまい
朝の太陽の光の眩しさで目を覚ました。


横を見ればまだ綺麗な顔で寝ているあなた。

まだ寝ているあなたの頭を撫でて
左腕を優しくマッサージしてあげる。
濵田崇裕
濵田崇裕
もう朝やで〜?あなた。
気持ちよさそうに寝ているあなたの顔を見れば
夢の中でおじさんと会ってるんちゃうんかなって。

もし会ってたら、何の話してるん?
もし会ってたら、おじさんは笑ってるん?
もし会ってたら…
もし会ってたら…
もし会ってたら…
濵田崇裕
濵田崇裕
俺のこと…
なんて言ってるん?
ちゃんと出来てるよと、任せたよと
あの時みたいに肩をポンッと叩いて
優しく笑ってくれているかな?
濵田崇裕
濵田崇裕
俺も…会いたいな…。
あなたの手を握れば俺も会えるんちゃうんかって
勝手に思ってあなたの右手を握ってみる。


すると握っていた右手がピクっと反応した。


まるでおじさんが
「またよろしく」と「また頼んだぞ」と
おじさんが肩を叩いてくれた様に
今度は俺の手を握ってくれた感じに思った。
強く強く、頼んだぞと言葉の代わりに
強く俺の手を握ってくれるように…。
あの時、おじさんが肩を叩いてくれたように。
濵田崇裕
濵田崇裕
あなた。
長いまつ毛がぶわ〜っと開いて
俺の声に反応したあなたはゆっくりと
あなたの大きな瞳に俺を映した。
金井
金井
崇…裕…。
そう言ってあなたは右手で俺の手をまた強く握った。
濵田崇裕
濵田崇裕
おはよう。よく頑張った。
先生呼ぶからな。
金井
金井
うん…。
左手でナースコールを押す。
右手はまだあなたの手を繋いでいる。


しばらくすると、部屋から先生が入ってきて
酸素マスクやら麻酔やらを外し、
軽い検査をして、過呼吸の発作は大丈夫だと
告げられた。

ただ、あなたは精神が不安定な状態にある為
もしかしたら何回も過呼吸が起きるかもと
告げられた。

先生が部屋から出て行った後
俺はまたあなたの近くに行き椅子に座った。

椅子に座ってから直ぐにあなたは視線を逸らした。
濵田崇裕
濵田崇裕
どうしたん?
なんかあった?
特に体調もどこも辛そうじゃなかったので
あなたのぎごちない態度に違和感を感じた。

かと思えば、急にそわそわしだすあなた。
何度も俺の顔を見ては空を見ての繰り返し。
濵田崇裕
濵田崇裕
どうしたん?笑
俺になんかついてるんか?
金井
金井
ちゃう!!ちゃうくて…。
その…。
濵田崇裕
濵田崇裕
んっ?
怒らんから言ってみ?
俺の顔をやっと見たあなたは目をウルウルさせて
金井
金井
ね、寝てないん?
体調、悪なったら…
俺も嫌やから…。
はよ帰って、寝て欲しい…。
「あなたは自分よりも他人を思って行動する。我慢しやすいから、そばに居てあげて欲しいんよ。崇裕くんには。小さな異変にも崇裕くんだけには気付いてあげて欲しい。そしたらあなたも安心すると思うねん。俺を見てくれる人居るんやって…。」


おじさんが言っていたこの言葉。
何年経ってもこの言葉は忘れなかった。
だって今もそうやけどそれ以外にも
あなたは人を優先する発言や行動を良くする。
その度に俺が声をかけて1人にならないように…。
我慢させないようにそばに居て
小さな異変にも気付けるように見守っていた。
一緒にいて気が付いた事も多くある。
知ってるで。あなた。
もし、俺が本当に寝てなくて
じゃそうやな俺も家に帰って寝るわって言っても
あなたは俺を帰させへん。
寂しがり屋で誰かがそばに居らな嫌。
これも一緒に居て見守ってい居たからこそ
気が付いたこと。

矛盾してんで?あなた。
でも、素直にここに居てと望みたいに
言えないからそこも可愛いなって思ったり。
濵田崇裕
濵田崇裕
帰らんよ。家に。
金井
金井
なんで?
濵田崇裕
濵田崇裕
大丈夫、俺ここで寝たから。
金井
金井
寝たん!ここで?
朝早く来たんとちゃうん??
濵田崇裕
濵田崇裕
ちゃうよ。
夜中に目が覚めても1人で寂しく
ならんようにな。
嫌やろ?1人。
金井
金井
……アホ。
そう言って布団を頭までかけるあなた。











そんな姿さえも愛おしく思えるのは
一緒にいた時間が長いからなのか
おじさんとの「約束」があるのか…。

前者であっても後者であっても別にええよな。
だって事実やし。
























「あなたのあの手を離さないで欲しい。」
「あなたの1番の相談相手になって欲しい。」
「あなたは全てにおいて不器用だから
崇裕くんが崇裕くんなりの器用さであなたを支えて欲しい。」

















「あなたを見捨てないで欲しい。」
「あなたを1人にさせないで欲しい。」






















「あなたを沢山笑わせたって。」

















どの約束も必ず守り抜く。
俺らの隣で笑っていて欲しい、この先も。
その笑顔が何かのせいで
暗くなり涙が流れるようなことがあったら
横を見て、俺を頼って欲しい。
俺はここにおるから。
俺はその手をあなたを見捨てたり、
振り払ったりはしないから。
何があっても。









しばらく沈黙が続いて
頭まで被っている布団を頭から外せば、
あなたは寝ていた。




すやすやと寝ているあなたにまた
布団をかけ直して
また頭を優しく撫でる。



俺があなたを過保護っぽくなってしまうのは
きっと、きっとこのせいやな。

甘くなるのはきっとこのせい。
「約束」が俺を強くして
「約束」が俺らを甘くする





朝から見ていなかった空も
俺のことを応援してくれるように
俺なら約束を守れると言ってくれるように
太陽が俺らを照らし
気持ちいい快晴が強く背中を押してくれた。