金井side
大毅の運転でゲーセンへと向かっている俺ら。
車中では「間違っちゃいない」が流れ
俺らは大熱唱。
その後は、俺のソロを流したりとカラオケ状態。
ゲーセンがある大きなショッピングモールに着き、車を停め、ゲーセンへ。
俺らは別れ、クレーンゲームに夢中。
制限時間は30分。
いい大人が何をやっているんやろうか。
その後30分が経ち、待ち合わせの場所に向かうと
ファンに囲まれている大毅の姿が。
今思い出したけど
俺たち、ファンに囲まれてるんやった。
しかも大毅の時より囲まれてへん?
そう言って俺の手を引きズカズカと歩く大毅。
連れてこられた場所はちょっと離れたベンチ。
そう言って袋から景品を出す大毅。
チョコや大きいお菓子、ぬいぐるみと…
はいそうです。
虫のおもちゃ。
そうです。
中間淳太にイタズラするための道具。
そして、Gちゃんのお友達。
Gちゃんも寂しかったはずやから〜と
おもちゃになでなでする大毅。
こいつ今年で28よな?
大丈夫か?
そう言って袋から景品を取り出す。
俺もチョコとかお菓子。
後は…
ゴチャゴチャ行って
結果景品の数が多かった為、大毅のジュースは
無くなった。
まだ大毅がゲーセンで太鼓の達人やホッケー
やりたいって言うのでゲーセンに戻ることに。
太鼓の達人の方へ行き、お金を入れ曲を選ぶ。
2人で選んだのは、嵐さんのOne Love
先輩の曲をやらせてもらっている以上
太鼓でミスるのなんて恥ずかしい。
イントロが流れ、太鼓を叩く。
2人ともミスすることなく終わった。
大毅はストレス発散出来た〜!
って言って、ホッケーの方へと向かうのを
俺も慌てて後を追う。
ホッケーの方に行くと
さっきのファンがズラズラと。
いや、むしろちょっと増えてるかも。
そう言って大毅はファンの方に向かって、
ファン全員
「はい!」
ファン
「キャーーっ!!!」
LIVEの掛け声をここでやるか?
でも、大毅がはよ言え!って言う顔をしているので…
大毅から始まっていき
ゴールを狙いに行く。
大毅も反射神経良いから、なかなかゴールが決まらない。
激しいプレーが続く。
ファンからの声援もお互いがいいプレーをする度に大きくなる。
ファンA
「重岡くん!頑張って!」
ファンB
「あなたくん!頑張れ!」
4点と4点。
両者1歩も譲らず激しい戦い。
勝ったのは…
はい、重岡大毅くんです。笑
俺、負けました。
ファン全員
「👏🏻👏🏻👏🏻👏🏻👏🏻👏🏻」
皆さん、知ってます?
あ、言ってなかったか。笑笑
実は、太鼓の達人もこのホッケーも
僕の自腹です。笑笑
焼肉の24000円結構痛かった笑笑。
はぁ、うっざ笑笑
こいつはほんまに…
もしここに淳太居たら、叩かれてたであろう。
良かったな。大毅。
相手が俺で。
こいつ何を言ってくれるんや!?
ファンにはって何人いると思ってんねん!
10人くらい居るで!?
ファンA
「私たちは全然お構いなく!!」
ファンB
「はい!いいもの見れたので!」
ファン全員
「キャーーっ!」
ファン全員
「はい!」
ファンの皆と別れ、近くの自販機に向かう。
お茶とコーラとコーラとコーラを買いまして…。
急に肩を組み始めた大毅。
そうだった、大毅は俺よりも無理する。
感情を表に出しにくい。
甘えたいっていう気持ちも
構って欲しいっていう気持ち
寂しいっていう気持ちも
全部、全部、我慢する。
全部、全部、押さえ込む。
歳が近いからやろうか。
大毅は他の弟組とは違って皆がいる時には
甘えてこない。
こうやって2人きりになった時にしか素直になって、甘えてくる。
要するに、ツンデレ。
他の弟組が俺に甘えてくるのを1歩引いて
見守ってる大毅。
もっとちゃんとメンバーを見ないとなと
思った瞬間やった。
その後?
まぁ大毅を存分に甘やかしましたよ。笑
お揃いの帽子とTシャツなんか買ったりして。笑
俺の家では、あなたの料理食べたい!って
言ったからオムライス作ってあげて
2人で夜まで仲良く騒ぎましたよ笑笑
大毅と休日を過ごすのも
悪くないなって思った1日。
もっと自分に不器用な大毅を
ちゃんと見なきゃなと思った1日。
やたらと学んだことが多かった。
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。