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第203話

濵田side
腕の中で今も尚恐怖で震えているあなた。
金井
金井
ハァハァハァ…ハァハァハァ… ハァハァハァ…
濵田崇裕
濵田崇裕
大丈夫、大丈夫やで。
もう怖いのないよ。
神山智洋
神山智洋
…話聞いてもええ?
なんであなたがこんなんなってるん?
神ちゃんが口を開くと腕の中にいたあなたが
俺の胸に頭を寄せてグリグリと擦ってきた。
すると急にあなたは俺を見てきたけど
その目は少し潤んでいたからきっと怖いんやと思う。


…思い出しちゃったかな。
濵田崇裕
濵田崇裕
大丈夫大丈夫。
あなたは何も喋らんでええよ。
あっち行く?
衣装着替え部屋として楽屋の奥にある
カーテンを指さすと俺の服を強く握りしめた。
…行くっていう合図やな。
重岡大毅
重岡大毅
…手伝おか?行ける?
あなたを抱き抱えようと少し腰を浮かした時
隣のしげがそっとより近くに来てくれた。
あなたはまた不安そうなうるうるの目をしげに向けた。
あなたの目を見た途端しげは優しい顔をして
頭を撫でた。
重岡大毅
重岡大毅
あなた怖いやろ?
目閉じとき?
あなたはしげの言う通り目を瞑り
また俺の胸に頭を寄せて首に腕を回してきた。
そのまま俺はあなたを姫抱きにしてあなたを運んだ。
濵田崇裕
濵田崇裕
あ、しげ。
丁度半分くらい歩いたところやった時
忘れ物に気付いてしげを呼んだ。
重岡大毅
重岡大毅
ん?何?
濵田崇裕
濵田崇裕
…俺の荷物とあなたの荷物持って
カーテン開けて。
重岡大毅
重岡大毅
……あ、うん。
ソファの下に落ちた俺のカバンとあなたのカバンを
パパって持って走ってカーテンを開けてくれたしげ。
濵田崇裕
濵田崇裕
助かったわ。ありがとう。
重岡大毅
重岡大毅
おん。
カバン下に置いといたから。
また何かあったら言って。
濵田崇裕
濵田崇裕
ありがとう。
しげはカーテンを開けた後俺らが入るまで
カーテンを抑えてくれて入りやすいように
してくれた。
ゆっくり腰を下ろしたのと同時にしげが
シャーっとカーテンを閉めてくれた。

しげらしいっちゃしげらしい。
俺からもあなたからも見えないように
ずっとカーテンの前に立って
俺が座るのと同時にカーテンを閉めてくれたから。
重岡大毅
重岡大毅
濵ちゃん、俺
カーテンの前に立っとるわ。
……小瀧と。
濵田崇裕
濵田崇裕
…望も?
重岡大毅
重岡大毅
もしかしたらそっち入るかもしらん。
小瀧もちょっと怖がっとるわ笑
濵田崇裕
濵田崇裕
おん、分かった。
ありがとう。
カーテン前にいる望も心配やけど
今は腕の中にいるあなたがすぐやな…。
金井
金井
ハァハァハァ…たか、ハァハァハァ…。
濵田崇裕
濵田崇裕
ん〜?居るよ?
どうした?
金井
金井
望…ハァハァハァ、大丈夫?ハァハァハァ…。
濵田崇裕
濵田崇裕
おん。大丈夫やよ。
とりあえずあなたも落ち着こか。
もう見えないから、大丈夫やよ。
金井
金井
もう…ハァハァハァ…来ない?ハァハァハァ
濵田崇裕
濵田崇裕
来ぇへんよ。
来てももう俺おるから大丈夫。
金井
金井
んっ…ハァハァハァ…ハァハァハァ。
更にぎゅっと抱きついてきたあなたの背中を
撫でてあげればさっきよりかは過呼吸も落ち着いた。



落ち着いてきたあなたでも
朝からの大事件でまだ心の傷は癒えていない。
その証拠にずっと俺の服を強めに握っている。

昔もあった。
自分が思ってない時に発作が出てきたり
今までよりかは酷くなかった時の
アンチの標的になった時。

自分では大丈夫って思ってても
体や心は意外と正直。
濵田崇裕
濵田崇裕
あなた?力抜き?
大丈夫やから。
金井
金井
……ごめん。
濵田崇裕
濵田崇裕
あぁ〜笑
離さなくてかまへんよ。笑
強がらんでええんよ。
カーテンの向こう側の事とか
何も気にしやんでええよ。
…発作出て疲れたやろ?
寝ててええよ?
いつもなら体がぐったりして俺にもたれて寝る
はずだけど今日は全然もたれることも無く
目がトロンとしていなかった。
……よく見たら
濵田崇裕
濵田崇裕
あなた〜?
ちゃんと寝れとる〜?隈酷いで?
目の下にくっきりと見えている隈にちょっと驚いた。
金井
金井
……寝れてない。
濵田崇裕
濵田崇裕
仕事?
金井
金井
……ううん。
濵田崇裕
濵田崇裕
何かモヤモヤする?
金井
金井
モヤモヤはしぃひんよ。
濵田崇裕
濵田崇裕
ならどうしたん?
金井
金井
…夢見んねん。
アイツらのとかあの事件の事とか…。
なんか怖なって寝れてない。
濵田崇裕
濵田崇裕
…そうやったんや。
でももう俺おるから寝てええよ?
金井
金井
……っでも!
濵田崇裕
濵田崇裕
大丈夫。
手とか握っといてあげるし
魘されてたり泣いてたりしたら
ちゃんと起こしたるよ。
俺が気付く前に見てしまったら
俺にして欲しいこと言ってくれたら
全部したるから。
金井
金井
……っ、ごめっ。
濵田崇裕
濵田崇裕
大丈夫大丈夫。
目閉じとき〜?
膝枕をしてあげて目にかかっている前髪をどかして
頭を優しく撫でてあげればいつの間にか
あなたは寝ていた。

俺の上着をあなたの体にかけてあげれば
服の裾をキュッと握ったあなた。
濵田崇裕
濵田崇裕
…ごめんな。守れんくて。
今日の仕事の一つでもある雑誌の撮影は
際どい系のやつやから今日はやめとこか…。

きっとまた思い出してしまうかも知らんから。
重岡大毅
重岡大毅
…濵ちゃん。
カーテンからしげの声が聞こえて
カーテンの方を見ればしげが顔を覗かせていた。
濵田崇裕
濵田崇裕
おぉ、どうした?
重岡大毅
重岡大毅
あ、仕事やねんけどさ?
今日やる?
濵田崇裕
濵田崇裕
…やめとこか。
ちょっと思い出してしまうかも
知らんから。
重岡大毅
重岡大毅
……せやな。あ、あとお願い。
濵田崇裕
濵田崇裕
ん〜?
しげが一旦カーテンから離れてしまったから
何してるんやろって思ってたら
意外と直ぐに戻って来て今度は一緒に望も
入ってきた。

望は目もうるうるでちょっと手が震えてた。
重岡大毅
重岡大毅
…ちょっと無理させてもうた。
平気?
俺があなた見とこか?
濵田崇裕
濵田崇裕
おおん。平気平気。
望〜?怖かったな?おいで。
小瀧望
小瀧望
……濵ちゃっ。
重岡大毅
重岡大毅
……ありがとう。ほなな。
濵田崇裕
濵田崇裕
あっ、しげ。
出て行こうとしたしげを呼び止め近くまで
来てもらった。
濵田崇裕
濵田崇裕
…アイツはどうなんってるん?
重岡大毅
重岡大毅
…あぁ。
状況を知った流星と神ちゃんがめっちゃ
怒ってん。
でもアイツは懲りひんねん。
相当やで。
…ちょっと時間かかるわ笑
思ったよりも手こずっているらしく
しげも苦笑い。
重岡大毅
重岡大毅
…撮影延期ってこと
伝えとくわ。
俺そのまま警察とかにも
電話したいからさ
一旦抜けるな?
濵田崇裕
濵田崇裕
何から何までありがとう。
カーテンを閉めて楽屋の扉がガチャっと開いた
音がした。

しげがこの恐怖の戦いを終わりにしてくれる。



しげが戻ってきたのは楽屋から出て行った
約1時間ほど。

カーテンから聞いた音的に
戻ってきた時には警察もいた感じやった。