『……わかりました』
『……面倒だな』
『……適当に1-Aでいっか。』
『元々まともに授業受けてなかったし。』
〜数分後
m(_ _)m
『あ、私/僕/俺は、 です。』
『よろしくお願いします』
『えぇ』
『そうですね…それは からですかね』
『はい、寮長』
『ありがとうございます』
『それなら、1-Aにしようかと』
『……失礼します』
バタン
『ええ、もちろん』
『ただ、単純に、もう一度やり直そうと思ったからですよ。まともに授業受けてこなかったので』
『……(あのことだろうな)』
『……やっぱり答えなきゃなりませんか?』
[ええ、かなりね]
『そうですか。』
『……細かい説明を省いてもいいのなら』
『わかりました。それなら……』
『私/僕/俺は、「魔法少女」なんです』
『ええ、まあ分からないでしょうね。』
『……今度、まとめたものをお渡しします。』
〜学園内の案内を終えて鏡舎
『はい』
〜ハーツラビュル寮〜
『別に希望は無いですけど…(選べるなら、ズボンがいいかな)』
キラッ
これでどうかな?
『え、スカート……』
『あ、お気遣いありがとうございます。あの、できたら、私/僕/俺も皆さんと同じズボンがいいかなって……』
『ええ、特別扱いはあまり好きじゃないんです。』
『ありがとうございます。』
『…はい』
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!
転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。