第3話

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2021/02/01 08:49
私と晶、そして結がいた里。そこから私と晶は逃げてきた。
そこでの日々は地獄だった。もう思い出したくもないような日々。
私は生まれつき何故か水がなくても雪を操れた。それどころか水、氷、雪、水蒸気その全てを無制限に操ることができた。
更には零結石の力も異常なく使えた。
そんな"有能"だった。







他の女達はより優秀な子を作る為、私を孕ませることを試みた。
だが、先人の男は既に壊れ、奇跡的に双子として生まれた結と晶はまだ女を孕ませることができない体だった。
何時しか結が里の長となった時も、私は子作りを拒否し続けた。その為、私には無能のレッテルが貼られた。
結は女を孕ませるための


私は零結石の使い手安全装置として





道具と化していった
ーーーーーー
アキラ
アキラ
あなたあなた?…あなた!
(なまえ)
あなた
ふぁ!?
アキラ
アキラ
あなたどうしたの?さっきからずっとぼーっとして…。
(なまえ)
あなた
ううん、なんでもないよニコッ
私としたことが…昔のことを思い出して今が見えていなかったようだ。
シキ
シキ
疲れてんだろ、郵便受けにピザのチラシ入ってたし、今日はピザにしようぜ!
(なまえ)
あなた
ピザばっかりじゃないw
今はアキラだけじゃない。
シキも…隠神さんもいて…。勿体無いぐらい幸せ……だけど。
(なまえ)
あなた
結…
私達の為に自らを犠牲にした結が気がかりだ。いつか、助けにいけるだろうか?
ガチャッ
シキ
シキ
隠神さん!ピザ頼んでいい?ピザ!
シキ
シキ
郵便受けに半額のチラシ入ってた!
シキ
シキ
絶対これ今日はピザを食えって天からの啓示__
シキの視線の先には1人の男の子が立っていた。
アキラ
アキラ
誰?
シキ
シキ
誰?
(なまえ)
あなた
ふ、不審者…!?
ーーーーーー
カバネ
カバネ
夏羽と申します。死ぬ以外ならなんでもやります。
よろしくお願いします。
(なまえ)
あなた
………。
ねぇ、君が首に掛けてあるの…命結石?
カバネ
カバネ
……!
知っているんですか?
(なまえ)
あなた
うん。私も前まで結石持ってたから。
カバネ
カバネ
他にもあるんですか?
(なまえ)
あなた
コクッ。まだまだあるよ。
シキ
シキ
………
シキ
シキ
おい、お前。
カバネ
カバネ
俺ですか?
シキ
シキ
あなたには手ぇ出すなよ?
アキラ
アキラ
……!
ぼ、僕も、あなたに手、出したら許さないからね!
2人は何を必死になっているんだ?
カバネ
カバネ
はい。分かりました。
カバネくんってロボットみたいだな…
(なまえ)
あなた
あ、カバネくん!これからよろしくね(*´﹀`*)
カバネ
カバネ
………
(なまえ)
あなた
…?どうかした?
カバネ
カバネ
いえ、綺麗な人だと思って。
(なまえ)
あなた
へ!?//あ、ありがと…//
シキ
シキ
………ふん
アキラ
アキラ
あ、シキどこ行くの?
シキ
シキ
部屋
アキラ
アキラ
なら僕も行く!
(なまえ)
あなた
え、ちょっと待ってよ!
カバネくん、今日はピザにするから待っててね。
カバネ
カバネ
はい
ーーーーーー
〜次の日〜
隠神
隠神
お前ら4人で飯生の所に行ってこい。
シキ
シキ
えっ!?
(なまえ)
あなた
あの人のとこかぁ…
カバネ
カバネ
いなりさん?
カバネくんが思ってるの違う気がする…。
隠神
隠神
そう、おイナリさんだ。
カバネ
カバネ
………?
〜〜〜〜〜〜
話とびとびですみません。
早く結くんのとこに辿り着きたいので…💦

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