あなたside
なんか、先輩達がコソコソ話すことが増えた。
まぁ以前から私に対しての態度はあからさまに違うなって思ってはいた。
でも最近は陰口が増えたような気がする
それに、普通に陰で言っていればいいものを、わざと聞こえるように言われている気がする。
まぁただの気だけどね
そして心当たりも結構ある。
わざとボール当てられたりとか、突き指するようなパスをされたりとか、
そんな技術あるなら、プレーで活かせよ((ボソッ…っと正直思ってる。
だんだん、エスカレートしていくと考えるだけで、震えが止まらない。
寝れもしない。そのため最近は授業は寝てばかり、成績も結構落ちた。
折角、今まで努力してこの技術をつけたのに、折角、強豪の烏野に来たのに、、
なんでこんな目標立てたんだろう、そう思うことが多くなっていた、
''努力は必ず報われる''この言葉を信じてここまで来たのに、、
《回想》
これは中学生の時、
私は中学校は新しいことに挑戦したいと思い、小学校でやっていたバレーをやめた、
そして、少しやっていたバスケを始めた
幸い、センスに恵まれた。でも、私の同級生で、1年生にしてレギュラーに入っている子がいた。
それが赤坂輝流だった
そごくうまかった。すごく憧れた。私もあんなふうになりたいと思った。
だから、ひたすら努力に努力を重ねた。
輝流みたいになりたい、、ただそれだけを目標に、、
そして、2年生。やっと安定したレギュラーに入ることができた。輝流とも仲良くなった。
しかも、すごく気が合った。徐々に、コンビプレーを重ねていく間に、
最強のコンビになった。すごく嬉しかった。
そして、輝流は烏野高校に行くと言った。
っと誘われ、烏野高校に入学した。
そして、輝流を超える。1年にして、絶対レギュラー入ってやる!そう心に決めた。
そして、高校の初大会前日。レギュラーメンバ、スタメンが発表された。
※「スタメン」スタートメンバーの略
コーチ)))黒川あなた
初、1年レギュラーに入れた!努力が報われた!輝流を超えられた!
この3つの嬉しさでいっぱいだった!だけど、やっぱりよく思わない人も中にはいた。
先輩))))1年のくせに((ボソッ…
先輩2)))うちら差し置いて出るってことは相当な実力あるんでしょ?((ボソッ…
先輩3)))コーチに媚び売ったとか笑((ボソッ…
そんな会話が日常茶飯事。辛かった。でもそんな時にさらに追い打ちが、
コーチ)))お前はもう、''エース''同然だ!頑張れよ!
その言葉は、嬉しいようで悲しい言葉だった。
先輩)))(・д・)チッ
《回想終了》
そこからだろうか、徐々に焦りが目立ってきている。そして今はその絶頂って感じだ。
誰かに相談したい。だけど、仲のいいバレー部のみんなは春高という目標に向かって、今頑張っている。
それを邪魔することは、マネージャーとして、同じスポーツをする人間として、
邪魔する訳には行かない。
でも、ある練習試合をした時、すごく調子が悪かった。
ずっと、謝ってばかり、チームの足を引っ張ってばかり。
コーチ)))チームの足を引っ張るやつなんか''エース''とは呼ばない!
そう、怒鳴られてしまった。周りの先輩達は笑っていた。
悔しかった。すごく悔しかった。
そしてその日はそれっきり試合に出してはもらえず、ずっとペナルティをこなしていた。
そして、練習試合の終わり、コーチに呼び出された。
コーチ)))お前はバスケに漬かりすぎだ。少しバスケから離れて冷静になって戻ってこい。
そう、言われた。確かに、バスケに漬かりすぎていたのは事実。自分でも少しは感じていた。
そして、コーチに言われた言葉は、ざっくりまとめるとしばらく練習には来るな。というふうに聞こえた
さらにふと思った。今まであまり顔を出していなかったマネが急に頻繁に休まず来るようなったら、
絶対におかしく思われる。バレーにも居場所がない、バスケ部にも居場所がない。
団体競技の怖いところはここ、1度抜けると次きた時はもうチームが完成されていて、
もうそこにはお前の居場所がないと突きつけられる。
もう、何を頑張ればいいのか、どこで間違えたのか、そんなことを考えるようになってしまった。
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うっわ、なんか暗い←お前が書いたんだろ
閲覧ありがとうございます(((o(*゚▽゚*)o)))
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。