ユキ達は本屋を後にし、自宅へ帰ってきた
自宅前にはシロナが座っていた
(シロナ)…あの、いきなり家まで来てごめんなさ
い
話したいことがあって
(ダーク)話したいことだと?
なんなんだ
(シロナ)私たち姉妹は地底に住んでたんですよ
その、地底まで一緒に来て欲しいなって
ユキ達はよくよく考えてみると、地底には行ったことがなかった
(ユキ)うん、別にいいよ
元々地獄だった場所でしょ?
(シロナ)うん!
さとりさんとこいしちゃん私の事覚えて
るかなぁ
(エリカ)…あなたって結構人懐っこい性格なのね
(シロナ)うん!元々こうなんだよ〜
(ユキ)まあ、あなた、住む場所あるの?
あっても今日は泊めてあげるけど
(ダーク)おいおい、空いてる部屋ないぞ
(ユキ)私のベットで寝させてあげるから
私は布団を出して寝る
(エリカ)まあ、それしかないわよね。
あの組織に狙われてるしね、
シロナちゃんは特に組織から抜けた子だ
から
そう言いながら家にあがり
食事をとって、眠りにつくのだった
次回に続く
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。