(ユキ)は?手袋を外したら暴走??
(スミレ)ええ、そうなの。
この私の能力は、危険なのよ。
だからあんまり使わないようにしてるの
よ
ユキは少し考え込み、こう答えた
(ユキ)私がいつかその、手袋をとっても暴走しな
いようにしてあげる
(スミレ)ふふ、そんなの無理に決まってるわ!
たとえ最強の人間でもね
(執事の男)お嬢様、紅茶をお持ち致しました
(スミレ)あら、ありがとう!碧!
(碧)いえ、これくらい普通です
咲夜さんは休憩に入られましたので
これからわたくしは人里へ買い出しに行って
きますね
(ユキ)あの!私も人里一緒に行ってもいいですか?
(スミレ)ちょっ!私も一緒に行くわ!
(碧)え、でも…
(スミレ)いーくーのー!
(碧)ええっと、
…わかりました。3人で行きましょうか
わたくしは用意をしてきますね
そういうと碧は買い物の支度をしに行った
(ユキ)ねえ、スミレ、あなたさ
(スミレ)?なーに?
(ユキ)碧のこと好きなんでしょ
(スミレ)は、はぁ!?
そそそそそんなことないわよ!
明らかに顔を赤らめながら否定しているスミレであった
謎の空間にて
(???)おい、No.11
お前に任務を頼む
No.11が謎の妖怪に膝まつき話を聞いていた
(No.11)はい。ボス
どんなご命令でも私は達成してみせ
ましょう
(???)ふっ、じゃあふたつ頼むことにしよう
1つ目はこの金髪の吸血鬼を暴走化させて
こい。暴走化させたやつとユキというやつ
を戦わせろ
2つ目は暴走解除させた後お前はすぐにユ
キというやつを殺しにいけ
(No.11)仰せの通りに…
というと瞬間的に移動したのだった
次回に続く
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!