しばらくユキと美月が話していると碧がやってきた
おや?
随分と仲良くしておられますね
まあ、あってまだ間もないけどね
なんか話で盛り上がっちゃった
そうでございましたか
それではユキさん、部屋の準備が出来ましたのでご案内致します
私はベランダで夜風にあたってるわ
まだ眠くないもの
かしこまりました
後ほどひざ掛けを持ってきますね
ユキは碧に連れられ、部屋に案内され、少々話をしていた
ねぇ、碧ちゃん
あなたの能力知らないんだけど…
おや?
まだ話しておりませんでしたか?
うん
聞いてない
スミレの能力なら聞いたけど
碧の能力は記憶にないよ?
まあ、隠してもあまり意味ないので
お教え致します
わたくしの能力は
【感覚を操る程度】の能力でございます
あと、ひとつ思ったことなんだけど
碧ちゃんの目ってオッドアイだよね?
元からなの?
いえ、私の目は元々青でした
スミレお嬢様を庇い片目が使用不能
そして赤くなってしまったのです
あ、なるほどね
それでは私はベランダの方へ行ってきます
ユキさんはお眠り下さい
ほんとに肌にお悪いので
あ、うん
わかった
碧ちゃんも仕事頑張ってね
…あの、ひとつ物申しますと
私は男ですから
ちゃん付けはおやめ下さい
…え?
だって声高いし、髪長いし
スカート履いてるし…
それは…お嬢様のわがままです
髪は好きで伸ばしているだけですし
服はお嬢様に決められたものをお召させていただいておりますので
あ、う、うん
わかった
碧は部屋を出ていきユキはしばらくして眠りについた
ベランダにて碧と美月が話していた
毛布をお持ち致しました
あ、ありがとうね
…担当突入に聞くけど
スミレって、能力が強力すぎて今、暴走しかけているんでしょ?
…はい
その通りでございます…
いつ、暴走されるかわかりません
なので今はパチェリー様の水魔法で力を無理やり弱体化させております
そして私の能力で感覚全てを麻痺させております
それでもいつまでもつかわかりません
私は…お嬢様には…暴走して死んで欲しくはないんです
なので…殺さないでください…
…最悪の場合も頭に入れておく事ね
暴走してしまったら殺すか気絶させるか
ユキの力が開花するまで持ちこたえるかのどれかになるから
次回に続く
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