第39話

「強くなる」はずだった #39
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2019/07/30 23:46
そのあと2人でおそろの服を買って、


一緒にプリを撮ったりもして、


ちょっとしたカフェでゆっくりしていた。


『あ、!!このケーキ美味しそう!!』


顕嵐「ん?笑」


顕嵐はメニュー表を覗き込んできた。


『あ、でもこっちもいいなぁ。』


『でも太るからなぁ』


『でも食べたい!!』


そんな独り言を言ってるあなたを


笑いながら顕嵐は見てて。


『もう!!何笑ってるのー!』


顕嵐はそのことに答えない代わりに、


「何で迷ってるの」


そう聞いてきた。


『えっとねー、』


『このチョコケーキとチーズケーキ!!』


顕嵐「...じゃあ、2人で食べよっか」


『え?』


顕嵐「だから、両方頼んで2人でシェアしよってこと!!」


『あー、それいいね!...でも顕嵐はいいの?』


顕嵐「え、何が??笑」


『私の食べたいもので...』


『どうせなら顕嵐も一緒に選ぼう?』


顕嵐「いいの!あなたの笑顔見たいし」


『/////』


『あ、ありがとう.../////』


そして顕嵐がメニューを頼んでくれて、


2人で楽しく食べているときだった。


?「あれ?もしかして顕嵐??」


顕嵐「え?」


『ん?』


?「あー、やっぱり顕嵐だー!」


『あ、葵ちゃん?!』


顕嵐のほうを見てみると、


少し嫌そうな顔をしていた。


『顕嵐?』


私の声が聞こえていなかったのか、


私には答えずに


葵ちゃんに向かって


「何」


今まで聞いたことないような低い声で、


冷たく言葉を返していた。


私もしかして顕嵐と葵ちゃんに無視された??()


葵「もう!何怒ってるのー?笑」


顕嵐「同じ学校に転校してきて何のつもり?」


葵「え?何って、顕嵐に会いたかったからだよ?」


顕嵐「何言ってんの。俺らはもう終わってるんだ。」


葵「でも私は顕嵐のことまだだーい好きだもん!」


『ん???』←


まだよく状況を上手く理解できてない私に、


顕嵐「相手にしなくていいよ」


顕嵐「もう出よっか」


そう言って顕嵐は私の手を繋いで


葵ちゃんを無視して


早足で店を後にした。








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