第49話

「強くなる」はずだった #49

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2019/10/13 13:24

瑞稀「...は？」


橋本「それ、大丈夫なの？」


『…』


瑞稀「ていうか、本当にあなたを守れるの？」


『...え？』


瑞稀「告白のとき、顕嵐先輩はあなたのこと絶対守るとか言ってたけどさ、」


瑞稀「今こんなザマじゃん」


『...そんな風に言わなくても...』


瑞稀「だってs…」


橋本「瑞稀！！」


橋本「ちょっと言い過ぎ」


瑞稀「…ごめん」


『…ううん、大丈夫…』


『えっとね…正直なこと言うと、私は今も顕嵐のことが大好きなの』


瑞稀「…」


橋本「…うん、」


『でもね、？私、嫉妬しちゃって。顕嵐が葵ちゃんとしたこと。すごくショックで。でも、そんな自分が怖くなっちゃって。』


『…だから、！』


気付いたら目に涙が溜まってた。


橋本「…そっか」


瑞稀「…」


はしもっちゃんは静かに頷いてくれて、


瑞稀は何も言わずに私の頭を撫でてくれた。