次の日、私は顕嵐先輩と登校していた。
瑞稀とはしもっちゃんを断って、
顕嵐先輩と初めての登校。
瑞稀には昨日帰ってから顕嵐先輩とのことを
話して、「おめでとう」って言ってくれた。
登校しているとき、少し恥ずかしそうに顕嵐先輩が手をつないでくれた。
『へへっ』
顕嵐「どうしたの?」
『顕嵐先輩と手つなげれたぁって思って。』
顕嵐「別にこれからもつなぐし、/////」
『/////』
顕嵐「あなた、」
『え、?』
顕嵐「ってこれから呼んでいい、?/////」
『は、はい!!/////』
顕嵐「ははっ緊張しすぎ、」
『別に緊張してないです!』
顕嵐「ははっ」
すると急に顕嵐先輩は私の耳元に顔を近づけて
顕嵐「俺のことは顕嵐って呼びすてで呼んでね?」
『.......っっ、?!/////』
『が、頑張って...みます/////』
顕嵐先輩は私をドキドキさせる天才です
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。