第41話

「強くなる」はずだった #41

548

2019/08/04 02:13

『ねぇねぇこの後カラオケ行かない？』


顕嵐とそろそろ帰るかって話をしていたとき。


私はまだ顕嵐と離れたくなくて、


カラオケに誘った。


顕嵐「でもそろそろ暗くなってきたし...」


『顕嵐と...まだ...一緒に...いたい/////』


顕嵐「/////」


『だめ？』


顕嵐「...いいよ/////」


『やったー！！』


だめって言われると思って覚悟してたらOKで。


すごく嬉しかった。


顕嵐「でも親心配しない？」


『...大丈夫だよ！』


顕嵐「ほんと？ならいいけど...」


『あらーん！！早くー！！』


私は先に行って顕嵐を呼んだ。


顕嵐「早っ」


顕嵐「今行くーー！！」


そう言って顕嵐は小走りで私のところまで来てくれた。


『へへっ』


顕嵐「ん？」


『楽しみ！！』


顕嵐「俺もだよ、笑」


そして3時間みっちり歌いました。（）


ジャニーズとかジャニーズとか...←


嘘ですセカオワとかも歌いました（）


『くぅぅぅーー！！（伸び）』


顕嵐「え？」


『はぁー！楽しかった！！』


顕嵐「うん笑」


『また行こうね！！』


顕嵐「そうだね。今度は遊園地？」


『うん！！』


『覚えてたの？』


顕嵐「もちろん」


『楽しみだなぁ』


『近いうちに行こうね！』


顕嵐「おう笑」


それから顕嵐は私を家まで送ってくれて。


『反対方向なのにありがとね、今日楽しかった！！』


顕嵐「全然、笑」


顕嵐「じゃあ...またな」


『うん！また学校でね』


そうして顕嵐はさっき歩いた道を歩いていった。

いいねして作者を応援しましょう！

110

第42話「強くなる」はずだった #42

しゅ〜

コンテスト受賞作品

グランプリ

好きになるのはキミ限定【完結】

なぁな

編集部コメント

主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした！<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。