第23話

🧹22 Recollection
2,337
2022/05/01 09:44




ーあなた過去回想ー









キム家のメイドとして働く事になった私を


その当時、指導してくれていたのが








既に執事としてメキメキと頭角を表していた


ヒョンジンさんだった








無表情で冷徹な鉄仮面。


キム家の従者の中で、そう噂される彼の指導は


どんなものなんだろうと


最初かなり怯えていたけど








その顔とは裏腹に(?)


指導は丁寧だし








初心者の私にも分かりやすいように


教えてくれているのが伝わってきた








それに… "出自に問題のある" 私に対しても


色眼鏡を使う事なく


その冷静さが、むしろ心地良くもあったの








……








そんな彼の指導のおかげか


メイドの仕事にも大分慣れてきた頃








私は当主様に、跡取りである兄弟の


メイドにならないかと提案された








何でも数多くのメイドの中から


2人が選抜したのが、私だったみたい







(なまえ)
あなた
💭一度しか、会ったことないのに…?








2人のメイドになると言うことは


次期キム家の当主候補の『専属メイド』に


最も近い存在と言っても過言ではない








専属メイドは大体、


自分に仕えているメイドの中から選ぶのが


通例だしね








だから当然キム家には、優秀で家柄も良い


兄弟のメイドを切望する子が、山ほどいたのに








そんな大役にまさか私が選ばれるなんて


想像もしていなかった








それに…







(なまえ)
あなた
💭もし専属メイドになったら…
(なまえ)
あなた
💭私が…性指導をするんだよね







キム家に仕える者として


それがどんなものかという知識はあったけど








実際に自分が、それをするかもしれないと思うと


……不安しかない








だけど…私がキム家ほどの大財閥で


メイドとして働けるようになったのは


当主様のおかげ








そんな当主様から


専属メイド候補になって欲しいと頼まれたら


断る理由なんて…浮かばなかった







(なまえ)
あなた
💭きっと他にも
 沢山のメイドがいるはずだしね







まさかそのメイドが


自分しかいないなんて知りもしなかった私は


二つ返事でそれを承諾して








その日のうちに


ヒョンジンさんも知るところとなった







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